「週刊文春」の大長寿連載「淑女の雑誌から」。女性誌の告白欄を中心にエッチなネタを紹介する、知る人ぞ知る人気連載だが、ここに33年にわたって挿絵を描きつづけているのが種村国夫画伯。
そんな“文春のレジェンド”がついに5月5日(金)「タモリ倶楽部」に出演することになった。
この回はまるごと“種村国夫特集”。「描いた枚数3000枚超! 種村国夫先生に学ぶエロ挿絵の変遷!?」と題して放送される。出演はタモリのほか、劇団ひとり、漫画家の大橋裕之。
まさかタモリさんが僕の仕事場にいらっしゃる日が来るなんて
種村画伯の人生と作品の数々については、ロングインタビュー「『週刊文春』長寿エロ連載 挿絵画家の知られざる人生」もおすすめ。
せっかくなので「タモリ倶楽部」出演の感想を種村画伯に聞いた。
――ご出演おめでとうございます。収録はいかがでしたか?
「いやあ、まさかタモリさんが僕の仕事場にいらっしゃる日が来るなんてね。狭い仕事場にカメラも3台入ってぎゅうぎゅうでしたけど、みっちり撮影されていきましたよ」
――タモリさんとはもともとご縁があったんですか?
「ええ、赤塚不二夫さんの関係でお会いしたことはあったんです。昔、『漫画集団』(戦前に源流を持つ漫画家団体)の人たちが毎年箱根で忘年会をやってたんですよ。赤塚さんも参加されていたんだけど、そこに福岡から上京してきたタモリさんもいて、密室芸を見たこともあります。お目にかかるのはその時以来だとして、40年ぶりくらいですかね」
――歴史的な再会ですね
「ハハハ。なんでも『タモリ倶楽部』は34年も続いているんですってね。僕の『淑女の雑誌から』での仕事も33年以上になるから、だいたい同じくらいの歴史なんですね。なんか、うれしい縁だなあって思います」
――お久しぶりに会ったタモリさんの印象はどうでしたか?
「エロの話をするにしても、やっぱり知性がありますよね。お話してて、とても楽しかった」
収録ではエロについて存分に語ったという画伯。一体どんな放送になるのか待ち遠しい。