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コロナ、中国、そして追い抜かれた国、日本は?――野口悠紀雄がオンライン講義で激変する世界を読み解く!

genre : ライフ, 社会

「(中国が)2019年12月の段階で新型コロナウィルスの感染拡大を止められなかったのは、中央政府の力が強すぎて、悪い情報を隠蔽しようとしたからだ。これは、強権国家の負の側面を表している。

 しかし、事態が進むにつれて、逆の側面も浮かび上がってきた。

 武漢という人口が1000万人を超える都市を封鎖したり、わずか10日間で病院を建設したりした。これは、強権国家だからこそできることだ」

 古典文学から金融工学、AI、ブロックチェーン技術まで、その知見の守備範囲は極めて広く、超整理法でも知られる経済学者・野口悠紀雄さんは、5月22日発売の新著『中国が世界を撹乱する』(東洋経済新報社、電子版先行配信中)でこう記し、コロナ禍に見舞われた人類が今、自由と安全について極めて難しい判断を迫られていることを、中国を例に挙げて指摘している。

 野口さんは経済学者として、この15年ほどの中国の爆発的成長を、日本の経済的停滞との対比で捉え続けてきた。現在文藝春秋digitalで連載中の『リープフロッグ 日本再生最後の手段か』でも、中国をはじめ、“カエルのような一足飛びの経済成長”で先進国を追い抜いた国家を例に引きながら、日本の現状を分析している。

「現在の日本は、『新しい技術体系を採用する能力がないから遅れている』のではなく、『古い技術体系で社会が作られていて、それが固定化してしまっているために、新しい技術を取り入れられない。だから遅れた』ということです。

 中国で起きていることを逆転すると、それが日本の姿になります」

(「リープフロッグ」第13回〈日本は、かつて世界の最先端にいたために遅れた〉より)

経済学者・野口悠紀雄さん

 感染拡大を抑え込んだ後のシナリオを誰も明確に示すことのできない状況の中、コロナ禍に見舞われた世界と日本はこれからどう変化していくのか? そして、本当はすでに“追い抜かれていた”日本の進んでいくべき道は? 

 野口さんは日頃から数々の講演を行い、大学の教壇にも立ち続けているが、今はその場が奪われている状況。ならば、ということで今回、自身はじめてのオンラインライブ講義を開催することとなった。WEB会議ツールZoomを使っての2日連続開催。

 新型コロナウイルスに関する膨大な量のニュースを追いかけているだけでは得られないビジョン、考え方のヒントが得られる貴重な機会となるだろう。

【講義概要】

公演日時●2020年5月23日(土)、24日(日)共に午後5時から(1時間程度を予定)

講演名称●「新型ウイルスが変える近未来の経済」

前編(23日)「ウィズ・コロナの世界と日本」
後編(24日)「アフター・コロナの世界と日本」

講演方法●オンライン配信(Zoomウェビナー使用)。使用方法については購入者にメールでご案内をいたします。PC、タブレット、スマートフォンで視聴できます。いわゆるガラケー〈フィーチャーフォン〉では視聴できません。

講師●野口悠紀雄(早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授)

開催時間●両日ともに17時から1時間程度を予定しています。

チケット●1100円(税込。2日間通しの料金です)

発売サイト●
note  https://bungeishunju.com/n/naa3488bf6b4a
Peatix https://bunshunevent1.peatix.com
文藝春秋デジタル https://bungeishunju.com/

野口先生の連載『リープフロッグ』はこちらから https://bungeishunju.com/n/nb25648132e1d

問い合わせ先 event@es.bunshun.co.jp (文藝春秋イベント)

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