「中日星稜ドラゴンズ」のオーダーは
小松辰雄投手(中)、北安博内野手(洋〜日)、若狭徹内野手(中)、音重鎮外野手(中〜広〜中)、湯上谷宏内野手(南・ダ)、村田勝喜投手(南・ダ〜西〜中)、鈴木望内野手(巨〜日)、村松有人外野手(ダ〜オ〜ソ)、松井秀喜外野手(巨〜MLB)、辻武史外野手(ダ・ソ)、山本省吾投手(近〜オ〜横・De〜ソ)、北野良栄捕手(ソ)、西川健太郎投手(中)、高木京介投手(巨)、島内宏明外野手(楽)、岩下大輝投手(ロ)、森山恵佑外野手(日)。
卒業年次順にこの17人だ。俯瞰したら、昔のPLとか、今の横浜・大阪桐蔭あたりのOB勢力に比べたらかなり地味ではあるが、それでも突出した国民栄誉賞が1人いるのでぐっと迫力が。そして中日に籍を置いた選手が5人! これはもうやらねばだろう。
では、石黒謙吾独断のオーダーを。
1(右)村松
2(遊)湯上谷
3(左)島内
4(一)松井
5(中)音
6(投)小松
7(三)鈴木望
8(捕)北野
9(二)北
このクロウトっぽいオーダーの決め方を堪能して頂きたい。特にシブイのは、松井をファーストにコンバートしたことと、強打者でもある小松さんを投手なのに6番に置いているあたり。実績十分の村松、湯上谷がいるのに3番に据えた島内は今後まだまだすごくなる期待料込み。って若い人が見たら全然ピンとこなかったら知らんがな……いや、ぜひググってほしい。
ここで、じゃあユニフォームはどうするか問題が。中日のキーカラーの青は星稜も同じ、アクセントカラーの赤とオレンジもまあ近い。だったらこの際、勝ちグセ目的大改革だから星稜のでいい。ドラ主力選手に脳内で着せてみてほしい。今より強そうに見えてくるはずだ!? でも他球団に、大阪桐蔭とか東海大相模とか前橋育英とか作新学院とかのユニを着せる妄想はやめてもらいたい。負けそうだから……。
これで2018年のペナントは頂いたも同然。日本シリーズも制して、優勝祝賀会はもちろん、小松辰雄さんの居酒屋「海鮮山」で、燃えよドラゴンズじゃなくて校歌斉唱。花束贈呈ギャルは、音重鎮の娘さん、アイドルの音華花(おと・はるか)だ。
そして最後に、このたび文春砲は、この秋のドラフトで、星稜からプロ入団の18人目が生まれるという極秘情報を入手したと。しかも、中日がドラフト1位使命で固めてるらしく、このドリームチーム 「中日星稜ドラゴンズ」もオーダー変更が必要になる見込み。
ではその詳細を、ドラフト会議のパンチョ伊東さんの声でお送りしつつ、原稿の締めとする。書き出しからラストまでアナクロネタのラッシュで恐縮夏彦です。
「第1回選択希望選手、中日、石黒、謙吾、投手、56歳、星稜高校」
この38年間、ドラフト当日に僕はアポをいっさい入れず、学ランを着て電話の前に佇んでいる。
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※「文春野球コラム ペナントレース2017」実施中。この企画は、12人の執筆者がひいきの球団を担当し、野球コラムで戦うペナントレースです。コラムがおもしろいと思ったらオリジナルサイトhttp://bunshun.jp/articles/4083でHITボタンを押してください。