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2020/11/06

 自分磨きのためにエステ通い、ジム通いは当たり前。食事は果物中心にするなどし、水の摂取方法にも強いこだわりがある。ボディラインをチェックするために自宅では水着で過ごす、型崩れしないようにブラジャーは手洗いする、飲み会中であっても夜12時をすぎるとトイレでメイクを落としてスキンケアをする……そんなこだわりエピソードが次々と出てくるのです。

 美へのこだわりが評価され、ファッション誌や美容誌の表紙を飾ったり連載を獲得したりしており、現在では美のカリスマの地位を築き上げています。

 “あざとさ”の天才はあの二人の女子アナ

 さて、ここからがいよいよ核心。筆者がなぜ田中みな実さんには“あざとさ”の才能がないと断言するかを解説しましょう。

 率直に言って、“あざとさ”の天才であれば、あそこまでアンチは生まれていなかったはず。“あざとさ”のスキルが高ければあんなにも生きづらい状況に陥ることはなく、もっと上手に世間を渡っていたでしょう。

加藤綾子アナウンサー ©️文藝春秋

 例えば、元フジテレビで現在はフリーアナの高島彩さんや加藤綾子さんは、そういう意味で“あざとさ”の天才だと思います。高島彩さんは『好きな女性アナウンサーランキング』で5年連続1位を獲得して殿堂入り、加藤綾子さんも同ランキングの上位常連で2年連続1位を獲得した時期もありました。

 高島彩さんと加藤綾子さんは“あざとさ”の天才ですから、全方位(老若男女)へのアピールが抜け目なく、男性から非常に好かれ女性からは嫌われないのです。

 かつての田中みな実さんを振り返ると、彼女は男性からはそこそこ好かれていたものの、女性からは非常に嫌われていました。彼女の“あざとさ”が二流だったゆえに、“あざとさ”が世に露呈してしまい、嫌われてしまったとも言えるでしょう。

イベントでは“キス顔”を披露 ©️時事

 そう、世間から「あざとい」と評される時点で“あざとさ”のスキルが低い証拠であり、一流の“あざとさ”を持つ女性は大衆から「あざとい」とさえ見抜かれないのです。もちろん高島彩さんや加藤綾子さんの“あざとさ”を見抜いていた方もいたでしょうが、それはマイノリティだったわけです。

 田中みな実さんは“あざとさ”がド下手クソだから過剰にぶりっ子を演じてしまい、マジョリティに“あざとい”と思われてしまっていました。“あざとさ”の天才はぶりっ子なんてしないし、ぶりっ子しても周囲に見抜かせないんです。“あざとさ”だけを見れば、田中みな実さんは高島彩さんや加藤綾子さんの下位互換だったとも言えるでしょう。