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タクシーで中目黒にある行きつけのバー「Y」へ移動

  令和改元をきっかけに2020年から本名である「永山瑛太」に芸名を改名して再出発した瑛太。この夜は仕事や育児をする日々の貴重な休息の時間だったのだろう。吉田とA子さん、瑛太、白髪の男性が店外へ出てきた頃には、すでに深夜1時30分を回っていた。

 吉田と瑛太は店先で熱い握手を交わし、吉田1人が先に自転車に乗って自宅方面へと帰っていった。演劇界の先輩の帰途を見送り、瑛太とA子さん、白髪の男性は3人でタクシーに乗り込んだ。

次のバーへ移動する瑛太、A子さん、業界関係者の3人 撮影/細田忠 ©︎文藝春秋

 瑛太らが次に向かったのは中目黒にある行きつけのバー「Y」だ。

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「『Y』も『X』と同じく実力派俳優らが通う老舗の業界人御用達バーです。酒好きの瑛太さんも長年通っており、夜な夜な役者仲間と演技について熱く語り合っています。

 ただ、瑛太さんは酒癖が悪いことでも有名で、2018年には恵比寿のラウンジで『西郷どん』の共演者だった錦戸亮を殴りつけ、『FRIDAY』が事件直前の現場写真を掲載しています。女性への脇も甘く、『週刊文春』(2012年12月20日号)では女優・真木よう子さんとの“近すぎる距離”が報じられています」(前出・芸能デスク)

 バー「Y」に到着したのは午前2時頃。瑛太らは3人で飲み始めた。

中目黒の目黒川 撮影/細尾直人 ©︎文藝春秋

 午前4時頃、白髪の男性が1人で店外へ出てきたが、瑛太とA子さんはそのまま店に残り、2人きりで飲み続けた。そこで2人はどんな会話を交わしたのだろうか。午前5時30分頃まで話し込み、ようやく瑛太とA子さんが店を出てきた頃にはすでに朝日が昇っていた。

2人でA子さん自宅マンションへ……

 瑛太とA子さんは店前に待機させていたタクシーに乗り込み、瑛太の自宅とは別方向に車を走らせた。10分程走ったところでタクシーを降り、コンビニに寄った後、2人は身を寄せ合ってA子さんの自宅マンションへと入っていった。

身を寄せ合う瑛太とA子さん 撮影/細尾直人 ©︎文藝春秋

 1軒目のバー「X」で居合わせた客が語る。

「この日、瑛太さんはA子さんと初対面のようでした。役者を目指しているといいながら勉強が十分にできていないA子さんに、瑛太さんは最初、冷めた目を向けていました。ただ、A子さんは先輩俳優の吉田鋼太郎さんが連れていた女性だったので、少し遠慮されているようにも感じました」(前出・バー「X」で居合わせた客)

1人でエントランスに姿を現した瑛太 撮影/細尾直人 ©︎文藝春秋
コンビニから出てくる瑛太 撮影/細尾直人 ©︎文藝春秋

 瑛太がA子さんの自宅へ入った4時間後、瑛太だけがエントランスに姿を現した。そのまま瑛太はタクシーに乗り、何食わぬ顔でマイホームへ帰宅。次の約束があったのか、わずか10分後に着替えることもなく家を出た。コンビニで缶チューハイと胃薬を購入してその場でイッキ飲み。タクシーに乗って、都内方面へと消えていった——。