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「不況時こそ仕掛ける」

「財政拡大で景気刺激策を取り続けたトランプ政権からの国内景気の落ち込みは避けられないでしょう。所得税の最高税率を37から39%に、法人税率を21から28%に引き上げるといった増税政策を打ち出していますから。そのマイナスを、一足先に経済を立て直した中国との貿易拡大などで埋め合わせようとするでしょうが、それでも不況に突入していくと思います」

©AFLO

 しかし、ニトリはバブル崩壊、リーマンショックという不況時に次々と未来への投資を仕掛け、会社を大きくしてきた実績がある。島忠買収劇は、その最たるものだろう。「不況時こそ仕掛ける」という経営方針は、コロナ禍においてもブレない。

「景気のいい時は頑張っても差は付かないもの。ライバルに差を付けようと思ったら、低成長が何年続くかわからない、今のような不況の時こそがチャンスなのです」

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出典:「文藝春秋」1月号

「文藝春秋」新年特別号および「文藝春秋 電子版」掲載のインタビュー「売上高一兆円が見えてきた」では、島忠買収に動いた3つの理由、現在注力している女性衣料専門店「N+」(エヌプラス)、今後のM&Aの方向性などについても、似鳥会長が詳細に語っている。

文藝春秋

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似鳥昭雄 売上高一兆円が見えてきた
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