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2021/03/27

「どんだけ~」は語尾伸ばし・手の動作・甲高い声の3要素で定義できる

 何を持って、“変化形”と判断したかを説明しよう。30番組を分析すると、「どんだけ~」とは、こう定義することができる。

どんだけ~の定義

 つまり、この3条件が揃えば、「どんだけ~」の“変化形”と言うことが可能なのだ。例えば、2の「手の動作をつける」について、右手人差し指を左右に動かす以外の主なアレンジとしては、「まぼろし~」は両手を左右に広げる、「背負い投げ~」は背負い投げのポーズを取るなどがあった。

「ダイヤ23石」という言葉に、泉ピン子が「私の歳と一緒?ヤダァ」と反応。「まぼろし〜」と突っ込むIKKO。この番組では「どんだけ〜」3回、「まとめ買い〜」など変化形を13回も披露。2020年12月12日『ピン子、通販やるってよ~本日開店! ピン子デパート~』(TBS系)より
 

 ただし、判断が難しい場合もある。例えば、「語尾を伸ばす」「手の動作をつける」の2条件が整っても、「甲高い声」ではないケースがあった。2020年12月25日の『ぴったんこカン・カン』(TBS系)では、クイズの解答として「ホットドッグ~」と語尾を伸ばし、人差し指を司会の安住紳一郎アナに向けていたが、低い声のため、これは“変化形”にはカウントしなかった。

クイズの回答で「あ、わかった! ホットドッグ〜!!」と低音で絶叫。声量が大きいためか、隣の福地桃子が身をかがめる。司会の安住紳一郎に「鼻赤いのどうしたんですか」と聞かれ、「トナカイ〜」と両手を広げる場面もあった。2020年12月25日『ぴったんこカン・カン』(TBS系)より

 一方、2020年11月8日の『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日系)では「ウーパールーパー!」と言いながら、両手を広げていた。ウーパールーパー自体がそもそも語尾を伸ばす単語ではあるものの、同時にアクションをとっていたため、「どんだけ~」の変化形と考えた。

ウーパールーパーと自分の合成写真を見て、両手を広げながら「ウーパールーパー!」と叫ぶ。スタジオは爆笑に包まれた。このように、場を盛り上げるために「どんだけ〜」の変化形を使うパターンも度々ある。2020年11月8日『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日系)より

「手の動作」のない“変化形”を挙げてみた

 このように3つの条件が明確に当てはまれば、すぐに“変化形”と結論づけられるが、物事には例外がつきものだ。わかりやすい「手の動作」がなくても、“変化形”と判断した主な例を挙げてみる。

【1】手に持っているモノを動かす(2021年1月2日テレビ東京系『新春!お笑い名人寄席2021』)
 番組MVPに輝いたIKKOが大きなお年玉袋を両手で前に突き出しながら、「お正月のお年玉~」「ニコタマ~」と叫ぶ。このように手に持ったモノを動かしていたので、これは変化形と判断した。 

『春風亭小朝の美人大喜利』に出演。3問目の「『君は綺麗だ♪』というフレーズを聞いて一言」では、「イヤだ、私のすっぴん知らないでしょ。赤鬼〜」とボケた。司会の小朝も「何か言うだけで笑っちゃうね」と絶賛。2021年1月2日『新春!お笑い名人寄席2021』(テレビ東京系)より

【2】カラーテロップで「~」を使って強調(2021年1月23日日本テレビ系『1億3000万人のSHOWチャンネル』)

電動キックスケーターを乗りこなしたい』という企画で登場。電動キックスケーターを組み立てる映像に、自らナレーションをつけて「人任せ〜」「他力本願〜」「点灯〜」などの変化形を連発した。2021年1月23日『1億3000万人のSHOWチャンネル』(日本テレビ系)より

 IKKOが自らナレーションを入れ、甲高い声で「人任せ~」「他力本願~」「点灯~」などと語尾を伸ばしている。カラーテロップで強調しており、変化形と判断。

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