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覚え間違い? 図書館の公開資料によると…
実際、Amazonなどの通販を利用する人が増えた昨今だが、その一方で「あの本のタイトル、なんとなくはわかるんだけどなんだったっけ……?」「こんな感じの名前の人が書いていた記憶があるんだけど……」とモヤモヤしながら思い出そうとしたときには、ウェブサイトだけでは解決しないことも多い。事実、福井県立図書館が公開している「覚え違いタイトル集」には
・『衝撃の巨人』
・『海の男』
・『100万回死んだねこ』
など、一見すると検索窓に打ち込んでもヒットしなそうなケースも取り上げられている(それぞれ、諫山創『進撃の巨人』 、ヘミングウェイ『老人と海』、佐野洋子『100万回生きたねこ』のことではとされている)。
福井県立図書館によれば、こうした「覚え違いタイトル集」をつくったきっかけのひとつには、資料探し等の相談に乗るレファレンスサービスの認知度を高めることがあったという。こうしたあいまいな記憶にもとづきながらも、商品にたどり着けるのは接客のプロの存在が大きい。
今回は『カバーいらないですよね』の中から、そんな「あるある」な日常を3話公開。書店員の日常に触れることで、こうした接客する側の見え方に気づくきっかけになるのではないだろうか。