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――経理周りの話は、DJ社長側の認識が間違っていると。

H氏 やっぱり彼はアーティストなんだな、と思いますよ。彼は動画でああ言ってましたけど、「僕は見せてるけど木元君が見てなかった」というのが正しいです。経理についても、書類とかは全部関西に置いてあるから見たいときに見においで、と言っていたのに、見に来なかったのはあちらの方です。

4000万円の使途不明金は“期ずれ”で計上

――DJ社長は、株主の帳簿閲覧権を行使して帳簿を確認したら4000万円の使途不明金が見つかった、と言っていました。幕張メッセの物販売上が約5000万円だったが、1000万円しか帳簿に記載されていなかったということです。これは事実でしょうか。

H氏 4000万円について、使途不明金じゃないかと木元君から指摘があったのは事実ですし、その4000万円を“期ずれ”といって次年度に計上していたのも事実です。会計的に正しい方法かどうかという議論は置いておいて、4000万円の行方はきちんと木元君にも説明してあります。

――確かに、売り上げは発生した時点で計上するのが会計処理の原則です。なぜわざわざ1000万円と4000万円を別々に計上したのでしょうか。

H氏 2019年11月に「レペゼン地球」オリジナルブランドのシャンパン「ミネルヴァ」を発売しようと思ったので、その仕入れに1000万円ほどすぐに手元に現金が必要だったんです。一旦現金で所持していた期間があるので、会計処理が遅れてしまいました。残りの4000万円は2期ずれてしまいましたがきちんと計上しています。

――帳簿には、H氏の個人的な支出と思われるルイ・ヴィトンの購入履歴も記載されていたそうです。これはどういう経緯の支出でしょうか。

H氏 買った経緯は覚えてないですけど、明細にそう記載されているなら買ったのは事実でしょう。そもそも、こういう仕事なので服を買ったり食事をするのも一旦は経費として会社のカードで支払おうねと話していたんです。決算上認められないものは後でどうにか処理しよう、と。

 だから木元君は全部会社のカードで支払っていたはずですが、僕は経理を扱う身ですから、自分の潔白は自分で保証したい。僕は資金繰りのために個人的に1000万円ほど会社に貸付をしていたので、認められない経費があったときにそれと相殺処理していました。役員貸付などと言われる処理なのですが、会社のカードで支払うことが多い経営者などには一般的な手法だと思います。

 ルイ・ヴィトンの件は帳簿には記載されていたかもしれませんが、そのあと相殺されてませんかね? 見ていないのですぐにはわかりませんが、木元君にも貸付の件は伝えていたはずですよ。