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――人気グループ「レペゼン地球」の裏側で、経営に亀裂が生じていたことは多くの人が驚いたと思います。何が理由だったと思いますか。

H氏 私は、彼と定期的に話し合いを重ねてきたつもりでした。よく言っていたのは、「木元くんが表の社長で、僕が裏の社長だね」ということ。社長同士、ぶつかることはありましたが彼のことはずっと可愛がってきたつもりです。

DJ社長が公開したH氏の音声。この時のことについてH氏は「イライラしていて怒鳴り声を出してしまった。この後彼に謝りました」と説明

100万円の約束は「覚えていない」

――6月3日公開の「文春オンライン」の記事でDJ社長側の主張をご覧になったと思います。「自分の認識と違う」と思ったところはありますか。

H氏 ほぼ全てですが……。

――株式100万円分を借金返済後に譲るという約束に覚えはありますか。DJ社長が公開した動画では、H氏は電話口で「その時の話を今更出すんや」とおっしゃっていましたが……。

H氏 100万円で株式を売るという約束をした覚えはありません。会社の作り方について説明した記憶はあるので誤解させる言い方をした可能性はありますが、覚えていないのでわからないです。

――「レペゼン地球」がアリーナやドームの舞台に立ち、1万人以上の観客を動員するようになってからも、メンバーの月給が30万円程度だったこともDJ社長によって明かされました。彼は「ずっと不満だったけどH氏が株を持っているから何も言えなかった」と主張しています。

文春オンラインの取材に答えるDJ社長 ©文藝春秋

H氏 給料を上げてほしいという要望はありました。でも、メンバーの月給はいつも木元君も一緒に会議して議論していたはずなので、彼が動画で言っているような「Hが給料決めてた」という主張は正しくありません。決定した給料の額は木元君からメンバーに伝えていたはずです。木元君と私の報酬の金額は同額にしていましたので、私が役員報酬で200万円ほどの収入があったときは、木元君も同額でした。それをメンバーに説明していたかどうかはわかりませんが。

多いとき600万円の収入があったメンバーも

――メンバーは、そのほかの収入は一切なかったのでしょうか?

H氏 いえ、LINEライブの投げ銭などの収益は彼らに直接振り込まれていますよ。本当は契約上、売上は一旦会社を通してから各メンバーに振り込まないといけないのですが、彼ら個人の頑張りに拠る部分も大きいという木元くんからの提案もあり、「会社からの気持ちだよ」ということでLINEライブの収益は全てメンバー個人の売上にしています。ただ、個人事業主として税務署への申告まで責任もってやれよ、と。LINEライブは少ない月で30万円、多いときで600万円入っていた子もいたと聞いています。

「レペゼン地球」LINEライブの告知(2020年6月17日 公式Twitterより)

――H氏が「経理を見せてくれなかった」というのもDJ社長側の主張の一つでした。

H氏 いやぁ……。見せていたつもりだったんですけどね。表にまとめて渡したものを、彼が見ようとしてなかったんですよ。事業計画も一緒に立てていましたから、年間スケジュールを木元君と話し合うときに、エクセルにまとめた紙を渡していたからです。会社の預貯金がどれくらいで、ということもしっかり記載して確認していたはずです。ただ、実際、話し合ったことを「あれ○○って言うたやん」って彼に念押しすると「あ~そうでしたそうでした」みたいな反応が返ってくることも多かったんですよ。