ディズニープリンセスのコスプレで話題の食用かぐやさん。中学時代は容姿にコンプレックスを抱え、人前に出ることを嫌っていた彼女が、どのようにしてプリンセスに変身していったのか。その変遷と、プリンセスになることで得た気づきについて語ってもらった。

中学生時代の食用かぐやさん

「努力型のプリンセス」として、過去の自分を公開

 食用かぐやさんは、中学時代の卒業アルバムとコスプレ写真を並べて「努力型のプリンセス」としてSNSで発信し、話題となった。しかし、その背景には中学時代の苦い経験があったという。

「中学時代は容姿に強いコンプレックスがあって、人前に出るようなことは一切したくなかったんです。その時ちょうど『にんにく鼻』という言葉が出始めた時期で、自分に当てはめてしまって、鏡を見て泣いたりしていました」と食用かぐやさんは当時を振り返る。

ADVERTISEMENT

 転機となったのは高校入学だった。「知り合いが誰もいない高校に入ったんですね。偏差値の低いギャル校みたいなところだったんですけど、過去の自分を知られていない安心感もあったし、自分のクラスはゴーイングマイウェイな子ばっかりで」と語る。

シンデレラのコスプレをするかぐやさん

 この環境の変化が、食用かぐやさんの心を開放させたようだ。「隣のギャルは授業中に鼻ピアスを開けていて」と、クラスメイトのユニークな様子を語る彼女。周囲の個性的な雰囲気に触発され、自己表現への一歩を踏み出した。

 プリンセスのコスプレを始めたきっかけは、ディズニー・ハロウィーンだった。「憧れのディズニーコスプレをしました」と語る食用かぐやさん。しかし、最初は不安も大きかったという。「自分の姿がプリンセスとしてはダメ過ぎて、周りの人から後ろ指をさされるんじゃないかと、怖くなったんです」

 それでも、実際の経験は彼女の予想を覆した。「キャストも遊びに来ている人たちも手を振ってくれたり、声をかけてくれたりして、めちゃくちゃ優しかったんですよね」と、周囲の温かい反応に驚いたという。

 

 この経験を通じて、食用かぐやさんはプリンセスとしての振る舞いにも気を配るようになった。「スマホもあんまり触らないようにしてますね」と、プリンセスらしい所作を心がけているという。

 最後に、食用かぐやさんは自身の変化についてこう語った。「好きで長年追ってきたからこそ、『プリンセスだったら今の場面はこうするよな』って考えて人に接するようになりました。芯の強さを持つのがプリンセスだと思うので、私も信念を持って行動しようって思うんです」

◆◆◆

 このインタビューの全文は、以下のリンクからお読みいただけます。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。次のページでぜひご覧ください。