身長153センチ、体重60キロのインフルエンサー・あやのさん(26)は、自身の体型をオープンにしながらSNSで発信を続けている。肥満体型が理由で壮絶ないじめを受け、無理なダイエットも経験した彼女が、なぜ今の体型を受け入れるに至ったのか。
「臭い」「デブ」…小学生が思いつく限りの悪口を言われた
「小学校3年生のときには身長145センチ、体重は55キロあって。みんなとは明らかに体型が違うから、同級生にいろいろ言われてました。『臭い』『デブ』『お前がおったら通路が狭くなる』とか、小学生が思いつく限りの悪口はほとんど言われたと思います」とあやのさんは当時を振り返る。
いじめから逃れるため、中学生になると「いじられキャラ」を演じるようになった。しかし、それも新たな苦しみを生んだ。
「当たり前ですが、陰口でも直接でも『デブ』と言われると傷つきます。でも、"いじられキャラ"の私は、何を言われても笑いに変えなきゃいけない。傷ついてる素振りなんて見せたら場をしらけさせてしまう。そんな縛りを自分に課していました」
高校生の時には彼氏ができたが、周囲から「お前、あんな体型の女と付き合ってて恥ずかしくないの?」「お前の彼女、ジャイ子やん」と言われているのを知り、初めて本格的なダイエットに挑戦。2ヶ月で12キロ減量したが、すぐにリバウンドしてしまった。
その後も、結婚を前提に付き合っていた彼氏のために再びダイエットを試みるが、痩せた直後に彼の浮気が発覚。しかも浮気相手は細身の女性だった。「やっぱり、太っていると幸せになれへんのかな」「太ったままだと、誰からも好きになってもらえないかもしれん」と落ち込み、一時はほとんど食事ができない状態に陥った。
SNSで「デブは甘え」「デブは死ね」と誹謗中傷されたことも…
しかし、少しずつ食事ができるようになり、体重が戻っていくにつれて心身ともに元気を取り戻していった。
「振り返ってみたら、体重60キロ前後のときが心身ともに調子がいいと気がついて、『私は、この体型だからええんや』と受け入れられるようになりました」
現在はSNSで体型をオープンにしながら発信を続けているが、「『デブは甘え』『デブは死ね』といったDMは、これまでに何度か来たことがあります」という。しかし、あやのさんはそうした誹謗中傷にも動じない。
「私は身長153センチで60キロ。一般的に見れば肥満体型です。それを理由にひどい言葉を言ってくる人は、いまだにいます。でも、今の私を『かわいい』と言ってくれる家族や友達、パートナーもいる。『細い=きれい』は、美しさの基準の1つかもしれません。でも、絶対的なものではないはずです」
そして、こう締めくくった。
「実際、私は今の体型が気に入っています。私のこれまでの人生史上、今が一番かわいいと思っていますし、幸せです」
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あやのさんのSNSアカウントは下記の通り。
■TikTok⇒https://www.tiktok.com/@moriko0120
■Instagram⇒https://www.instagram.com/moriko0120
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