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「1日100カット以上の撮影で、毎日地獄のようでした」『ROOKIES』『ウルトラマンメビウス』出演俳優・五十嵐隼士が語る、撮影の思い出と芸能界引退のワケ

「1日100カット以上の撮影で、毎日地獄のようでした」『ROOKIES』『ウルトラマンメビウス』出演俳優・五十嵐隼士が語る、撮影の思い出と芸能界引退のワケ

五十嵐隼士さんインタビュー#2

2022/04/09
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『ウルトラマンメビウス』で主人公・ヒビノミライ役や『ROOKIES』での「ニャー」が口癖の湯舟哲郎役を演じて注目を集め『任侠ヘルパー』『泣かないと決めた日』など多くの人気ドラマに出演していたが、2013年に急遽芸能界を引退したD-BOYSの元俳優・五十嵐隼士さん(35)。 

多くの人気俳優が集結した『ROOKIES』 公式HPより

 引退の理由を「いつか社長になりたい」とファンや報道陣に説明し、一時は六本木でしゃぶしゃぶ店やカフェ、バーなどを経営。4年後には沖縄に渡り、再びバー経営をしていたが、現在は静岡県浜松市にあるバーで店長をつとめている。俳優時代は57キロだった体重は年々増加し、昨夏には40キロ増え97キロまで増加したという。「体型と同じで尖った性格も丸くなった」と語る。

「文春オンライン」では120分に渡り、五十嵐さんを独占インタビュー、胸の内を聞いた。(全2回の2回目/前編を読む

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©️文藝春秋

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お客さんから『ROOKIES』の主題歌を歌って、と…

――お店には昔からのファンの方も来られるのでは? どんな話をするんでしょうか。

五十嵐 一番多いのは「『キセキ』(『ROOKIES』の主題歌)を歌って」ですかね(笑)。「あれはGReeeeNさんの歌だから僕が歌っていたわけじゃないんだけどな……」っていつも思っていますけど。僕、あまりカラオケ好きじゃないんですよ。従業員が楽しんでいる店にしたくなくて。だからお客さんには「一緒に歌うならいいよ」って言っています。

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 あとはドラマの舞台裏とか、他のタレントさんのことを聞かれるんですけど、そもそも僕、芸能人とあまり遊んでいないんですよね。現場にも共演者のマネージャーさんに睨まれるのが怖いから、携帯ももっていかなかった。だから女性のタレントさんは連絡先もしらない。飲み屋で仲良くなったタレントさんは少しいますけど、それをベラベラ話すのは野暮なんで。