中国の動画配信サイトでは始めて1ヶ月で「フォロワー数14万人」
――ウルトラマンのシリーズはいまも続いています。今のウルトラマンは見ていますか?
五十嵐 見ていますよ。最近、YouTubeも始めたんですけど、そのきっかけがウルトラマンの解説なので。一番好きなウルトラマンはグリージョですね。妹にしたい‼ 実は今、中国の「bilibili」という配信サイトでも映像配信をしているんです。始めて1ヶ月なんですけど、フォロワー数が14万人。あとは同じく中国版のTikTokみたいな映像コンテンツもやっていて、そっちもフォロワーが30万人いるんです。むこうではウルトラマンが大人気で、それこそウルトラマンには感謝しかない。ただ、そこでも言われるのは、「太った」「痩せろ」ですが(笑)。配信の中でダイエットの約束もさせられたので、いまは頑張っています。
ちなみに中国語は全然喋れないです。中国で映像関係の仕事をしている方と知り合って、その方に翻訳してもらっています。僕が喋る中国語は「ニーハオ」だけです。「ニーハオ、五十嵐隼士です」と言うところから始まって、あとは全部日本語です。
『イケパラ』では「次のカットで目立つ位置」を探していた
――ドラマも最近の作品を見ますか?
五十嵐 あんまり見ないですね。それこそウルトラマンを、YouTubeを撮りながら見るぐらいで。ドラマとか、変にナナメに見ちゃうんですよね。よっぽどぶっ飛んだ世界観のドラマだったら見ていて楽しいんですけど、普通の人間ドラマの作品だと「次の場面は女の子の“寄り”だろうな」、「その次は全体を映す“引き”だろう」みたいに、なんか計算しながら見ちゃうんですよ。「はい当たった! やっぱり自分の撮り方は間違ってないな」みたいな。
学園ドラマとかを見るときも、“抜け位置”を探すんですよ。みんな主役の周りにいれば画面に映れるんじゃないかと思うんですけど、そうじゃないんです。主役がここにいて、いまは寄りだとここが映るけど、引いて俯瞰になった時に、どこが目立つのか……みたいに場所を探すんです。僕、イケパラ(『花ざかりの君たちへ――イケメン♂パラダイス』)をやっていた時も、あえてカメラに映る人の近くにはいないようにして、その次のカットで目立つ位置にいたんです。だからカット割とかも読むのが好きでした。