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地獄のような撮影だったドラマ『ROOKIES』の思い出
――ドラマ『ROOKIES』は大ヒット作品になりました。今だから話せる話はありますか?
五十嵐 一言で言うと、地獄のような撮影でした。撮影の朝に毎回、割本(※その日に撮影する部分のシーンを抜粋してまとめた撮影用の台本)をもらうんですけど、1日100何カットとか撮るんですよ。僕が出ていたほかのドラマだと、1日で多くても50カットぐらい。『ROOKIES』はその倍以上のカット割があって。もうどこをどうやって撮るのか理解できないぐらいの量でした。
撮影時間も朝早いんで、撮影しているか、空いている時間があれば寝ているかのどっちかでしたね。他にも同時進行で舞台もやっていたから、もう隙間時間あったらとにかく寝ないと撮影できないぐらい忙しかったです。ドラマの最終回の方で、小出(恵介)が倒れて、「撮影がてんやわんやになったなぁ」くらいしか思い出はありません。そんな大変だった現場を常に明るくしてくれていたのが桐谷健太と城田優の2人だったというイメージです。
『ROOKIES』の出演者に「会えるなら会いたい」
――今思うと、小出恵介さん、高岡蒼佑さん、最近話題の城田優さん、映画版では山本裕典さんなど、スキャンダルに見舞われた俳優さんも多いですね。
五十嵐 今だからこそ、やらかした皆に会えるなら会いたいですね。僕は当時、檜山役の川村陽介と仲良くしていたんですけど、結婚してからは疎遠になってしまった。今なら小出くんとも会って飲んでみたいですね。芸能人って本当に大変だと思います。いろんな人が寄ってくるし、トラブルにも巻き込まれるし、一瞬で全てを失うこともある。