1ページ目から読む
2/2ページ目
命がけの談判に挑んだお桂
大坂でお桂は彦六を探すが、いまは武士をやめ、高利貸しの手代をしているという。お桂は「坂本町のお竜(たつ)が来た」と伝言を残す。彦六に武辺の心が残っていれば、きっと来るはずだ。
やってきた彦六にお桂は、坂本の敵討ちへの参加を呼びかける。断られたら、死ぬつもりだった。彦六は敵討ちを受諾する。
彦六が竜馬と会ったのは4年前に一度だけだったが、なぜか気心が通じた。
竜馬との薄い縁で結ばれた二人は、その夜、心も体も通じ合う。
彦六は京都に向い、陸奥らと合流する。仇敵は、花屋町・天満屋にいることがわかった。
いよいよ討ち入りの日。護衛の新選組相手に、彦六の剣と陸奥の拳銃が炸裂する。
「花屋町の襲撃」の直後、王政復古の大号令が下り、幕末は終わりを告げる。維新後、政財界で華々しい活躍を遂げた陸奥と彦六に対して、お桂は──。
続きは、文春時代コミックス『幕末』でお楽しみください。『幕末』には他にも「桜田門外の変」を収録。動乱の時代を駆け抜けた志士たちの軌跡が描かれています。