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対馬容疑者が起こしていたボヤ騒ぎとは

 ボヤ騒ぎがあったのは8月1日。日曜日の閑静な住宅街にサイレンが響き渡り、「消防車が2台とパトカーが来ていました。消防の人が何かが燃えた形跡はなかったと警察の人に説明していました」(別の近隣住民)という。火事にいち早く気づき、通報した近隣住民は、当時の様子をこう話す。

ボヤ騒ぎがあった対馬容疑者の部屋の窓 ©文藝春秋

「夕方ごろに主人が外で草むしりをしていたんです。そうしたら、こげくさい臭いがしてきて、見るとアパートの一室の窓から白い煙が出ているのが見えて火災報知器の音も聞こえてきたようなんです。火事だったら大変だと思って、外にいた主人の代わりに私が119番をしました」

 この女性は、消防車が来るまでに火が燃え広がってしまわないかが不安で、対馬容疑者の部屋の窓をじっと見ていたのだという。

「すると突然、窓がガラッと開いたんです。中にいる方……おそらく対馬容疑者だったと思うのですが、姿が見えたので『大丈夫ですかー』と声をかけました。でもこちらの呼びかけには全く応じずに、部屋の中に戻っていきました。どんな人が住んでいるか知らなかったので、その時に初めて顔を見ました。ひげを生やしていて、なぜか上半身裸だったのを記憶しています」(同前)

対馬容疑者が“自首”したコンビニ Ⓒ文藝春秋 撮影・細尾直人

 対馬容疑者は今回の事件で、電車内にサラダ油を撒き、火をつけようとしている。このボヤ騒ぎはたまたま起きたのか、それとも――。

「常識ある人に見えた」という対馬容疑者だが、心中には狂気が芽吹いていたのかもしれない。捜査関係者によると、対馬容疑者は取り調べに対して「大学時代のサークル活動で女性にバカにされたり、出会い系で女性にデートの途中で断られたりした」と恨みつらみを語っているという。

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