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「一時金を辞退すれば少しでも国民の理解を得られる」

 さらに、結婚する女性皇族方の品位保持のために支出されてきた「一時金」について、眞子さまが受け取りを辞退するご意向を示されているため、支給されない見通しだという。支給額を決定する皇室経済会議も開かれないようだ。

3月26日、「歌会始の儀」のため、皇居に向かわれる眞子さま ©時事通信社

 昨年11月に「結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です」と述べられた眞子さまのご意向に沿うように、これほど敏速な流れで物事が進むとは、多くの人の想像を超えていたのではないだろうか。年内ご結婚の報道を受けて、ある関係者はこう話す。

「依然として皇族方の中には、眞子さまとのご結婚によって小室圭さんや佳代さんと近しいお付き合いが生まれることを懸念されている方もいらっしゃるでしょう。眞子さまが『一時金を辞退すれば少しでも国民の理解を得られる』と思っておられるのだとすれば、それは物事の本質を分かっておられないと思うのです。

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 たとえば小室圭さんは、フォーダム大学ロースクールへの留学を前に、勤務先だった奥野総合法律事務所に、再び戻って働くという希望を伝えて留学中の生活費を支援してもらっていたはずですが、ご結婚後はニューヨークで就職して暮らすのですから、その約束は反故にされたということ。双方の合意の上だったとしても、お世話になった方との金銭が関わる約束を守らないような人柄について、眞子さまは疑問に思われないのでしょうか」(皇室関係者)

毅然とした態度でご結婚準備を進めた眞子さま

 眞子さまは、2017年12月の「週刊女性」による金銭トラブル報道の後も、時に緊張のあまり萎縮して挨拶もままならないような小室さんを横に、毅然とした態度でご結婚に関する準備を進めてこられたという。

「結婚延期」発表直後、2018年2月に「第49回現代女流書100人展」をご覧になる眞子さま ©JMPA

 今年4月、小室さんが公表した文書にも「私と眞子様の気持ち、そして結婚に対する思いに変わりはありません」と綴られていた通り、眞子さまの堅いご意思は婚約内定記者会見からの4年間、まったく変わらなかったということなのだろう。それゆえ、ご結婚への最終局面を迎えた今となっては、宮内庁をはじめとする周囲の人々は、眞子さまのご意向を尊重するほかないというのが実情なのではないだろうか。