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職場の同僚に書いたメールも見つかる
メールでは辞職も念頭にある理由として、当局の事案対応への「違和感と疑問」をあげている。当局とは財務本省と近畿財務局、事案対応とは森友事案であり、違和感と疑問は改ざんや虚偽答弁など一連の不正行為を指している。
さらに、俊夫さんが職場の同僚に書いたメールも見つかった。
〈仕事上で生じたメンタルの病気なのに、上司も含めて当局の対応に寂しさ(優しさの欠如)を感じています〉
見つかったメールは、新たな重要証拠となるのでは
雅子さんは相澤氏の取材にこう語っている。
「職場で不正なことをやらされて、異動できずに一人残されてうつ病になっても職場の方から優しい言葉はほとんどありませんでした」
現在進行中の、雅子さんが国や佐川宣寿理財局長(当時)を相手取った裁判では、俊夫さんを追い詰めた心理的な負荷が争点の1つになっている。今回見つかったメールは、新たな重要証拠となるとみられる。
11月24日(水)16時配信の「週刊文春 電子版」および25日(水)発売の「週刊文春」にはフリー記者の相澤冬樹氏が記事を寄稿。見つかった他のメールの詳細を報じるとともに、11月8日に人事院から赤木俊夫さんの公務災害認定の文書が開示されたことを契機に再び広がる“誤解の波”(自殺の責任を野党やマスコミにすり替える論理)についても、詳しく論じている。
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