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部内騒然 共同通信の若手記者が連続退職 原因の大半は“エリート上司”の言動

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若手の退社が相次ぐ理由

 一体、なぜこんなことになったのか。内情を知る職員が明かす。

「今春から退職・休職が続き、部内は騒然としています。産休などの例を除けば、原因の大半はAデスクの言動と言われている。ワシントン支局帰りのエリートですが、部下を『コイツは使えない』『全然ダメだ』と非難するのは茶飯事。私生活をしつこく聞いてケチを付けるなど、陰湿な嫌がらせに『パワハラだ』と音を上げる若手も少なくありません。しかもAデスクは海外部プロパーの英文記者ですが、部長は外信部出身の一般記者。それだけに、部内を牛耳るAデスクに強くモノが言えないようです」

 共同通信に事実関係の確認を求めたところ、主に以下のように回答した。

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「(Aデスクの言動については)ハラスメント事案に対しては適宜、適切に対応をするよう努めています。退職や休職はそれぞれの個別の事情と考えています」

 共同の〈非常事態〉宣言が解除されるのは、しばらく先になりそうだ。

部内騒然 共同通信の若手記者が連続退職 原因の大半は“エリート上司”の言動

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