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西野カナや乃木坂46のレーベルも今年は“静観”

「西野カナや乃木坂46等の人気アーティストを抱え、2016年から5年連続で大賞をさらっているソニー・ミュージックレーベルズ側は、今年は“静観”だそうですよ。覇権奪還を窺うエイベックスにとっては大チャンスの到来。Awesome City Clubよりも、エイベックスグループがマネジメントも手掛けているDa-iCEをより優先するでしょうね。活動休止中のAAA(トリプル・エー)に代わる“自社生え抜き”の人気グループに育てたい思惑がありますから」(同前)

Da-iceの『CITRUS』

今年のレコ大は“本命なき戦い”

 他のアーティスト達にもチャンスは十分あるという。

「話題性だけを考えれば『明け星』を歌うLiSAの2年連続受賞も十分可能性がありますし、『Take a picture』のNiziUも若者に大人気です。

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LiSAの『明け星』

 ただ、所属のソニー・ミュージックレーベルズのモチベーションがイマイチで大賞までは至らないかもしれません。『とにかく人気と華はある』という理由で『ごめんねFingers crossed』の乃木坂46を推薦する関係者もいるそうですが、やはり所属のソニーの消極的姿勢からして、今年は一旦大賞は“お預け”だとみられます」(同前)

乃木坂46 2018年撮影 ©文藝春秋

 ここに来て事務所やレコード会社の思惑も交錯している。“本命なき戦い”も佳境。

 12月30日の夜に勝利の女神は誰に微笑むのか。予想屋だったら思わず“パス”してしまうくらい、今年のレコ大は混戦模様だ。