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《歴史発掘》明治維新の契機となった「桜田門外の変」の裏に、秘められた“悲恋”があった

《歴史発掘》明治維新の契機となった「桜田門外の変」の裏に、秘められた“悲恋”があった

司馬遼太郎「幕末」をコミックで読む

2022/03/03
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井伊討伐計画の中の恋

 井伊討伐計画を察知した幕府側から刺客が放たれるが、治左衛門は自顕流剣法で撃退する。そんな中、治左衛門と松子の間に淡い恋が……治左衛門は誓う。「松子殿の無念は、オイが必ずはらし申す!!」

 

 決行前夜、松子の母は治左衛門に、日下部家の婿になってくれるように頼む。「婿になっていただければ、桜田門外の斬奸は、身内の手による仇討となります」

 

 安政7年(1860年)3月3日。襲撃のとき。井伊の護衛65人に対し、同志はわずか18人。「じきに、この白い雪が、赤く染まる」

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 奮闘する治左衛門と、武運を陰ながら祈る松子。井伊が乗る籠まで、「あと一歩!」……。

 

 続きは、文春時代コミックス『幕末』でお楽しみください。『幕末』には「桜田門外の変」の他にも、坂本竜馬の敵討ちを題材にした「花屋町の襲撃」を収録。動乱の時代を駆け抜けた志士たちの軌跡が描かれています。

幕末 (文春時代コミックス)

司馬 遼太郎 ,森 秀樹

文藝春秋

2021年6月24日 発売

《歴史発掘》明治維新の契機となった「桜田門外の変」の裏に、秘められた“悲恋”があった

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