1ページ目から読む
2/2ページ目
井伊討伐計画の中の恋
井伊討伐計画を察知した幕府側から刺客が放たれるが、治左衛門は自顕流剣法で撃退する。そんな中、治左衛門と松子の間に淡い恋が……治左衛門は誓う。「松子殿の無念は、オイが必ずはらし申す!!」
決行前夜、松子の母は治左衛門に、日下部家の婿になってくれるように頼む。「婿になっていただければ、桜田門外の斬奸は、身内の手による仇討となります」
安政7年(1860年)3月3日。襲撃のとき。井伊の護衛65人に対し、同志はわずか18人。「じきに、この白い雪が、赤く染まる」
奮闘する治左衛門と、武運を陰ながら祈る松子。井伊が乗る籠まで、「あと一歩!」……。
続きは、文春時代コミックス『幕末』でお楽しみください。『幕末』には「桜田門外の変」の他にも、坂本竜馬の敵討ちを題材にした「花屋町の襲撃」を収録。動乱の時代を駆け抜けた志士たちの軌跡が描かれています。