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「普通の生活をしてみたら、『こういうのもいいな』って…」虹プロ出身のYUNA(18)が明かした、オーディションの“その後”

YUNAさんインタビュー #1

2022/03/20
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アイドルを目指すようになったきっかけ

――そんな“極度の人見知り”のYUNAさんですが、幼いころから人との関わりが多い芸能界にいますよね。芸能界に入った理由は?

YUNA それも実は、家族がきっかけなんです。私、幼いころは今よりももっと人見知りが激しかったみたいで……。宅配の人とか、家族以外の人が家に来たら「キャー!」って叫んでいたらしいんですよね。

 そんな私を心配したお母さんが、「人と接する機会を作ってあげないと、この子は将来苦労する」と思って子役に応募したのが、芸能界入りのきっかけです。

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 物心つくかつかないかくらいの年齢から芸能界に入ったので、「なぜ人見知りなのに芸能界に?」と聞かれても私自身はよく覚えていないんですよね。ただ、仕事をしているうちに歌やダンスが楽しいなって思う瞬間があって、「いつかアイドルになりたい」と考えるようになりました。

――その瞬間というのは。

YUNA 韓国にも日本の紅白歌合戦のような歌謡祭があるんですけど、7歳のときにその舞台に立つ機会をいただいて。小さい私にはその世界がキラキラと光って、すごくまぶしく見えたんですよね。舞台から降りたあともその感動がずっと忘れられなくて、「歌手になってまたあの場所に立ちたい」と思うようになりました。

 

 それからは子役の活動を続けながら、「中学校を卒業したらアイドルの練習生になるために、まずはどこかの事務所でオーディションを受けよう」と考えていたのですが……中学校1年生の冬に、想像よりずっと早くJYPの練習生になってしまったんです。

――なってしまった?

YUNA そのときも、お母さんから「いつか練習生になりたいと思っているだけじゃずっとなれないよ。たとえオーディションに落ちても、その経験をいかしてまた頑張れるから」と背中を押されてオーディションを受けたんです。そうしたら想定外に受かってしまって……。合格を知ったときは、私もお母さんも慌てました(笑)。

 でも、せっかくいただいた機会だから無駄にはしたくなくて。やるからには、しっかりやりたい。当時は何が自分の強みなのかも全然わからなかったから、いろいろと経験しながら、私には何ができるのかを見つけていこうと思っていました。