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プレゼントを開けたところ…
『幽☆遊☆白書』でともに新人時代を過ごした檜山修之くんも同様。あるとき、一緒にご飯に行く約束をした檜山くんが、事務所から引き取ってきたプレゼントを開けたところ、紙袋いっぱいに素敵な入浴剤が詰まっていました。
「これを送ってくれた子たちは、アニメグランプリで入賞した自分たちがこれを使えない家に住んでるとは思っていないんだろうな」と笑い合ったことを覚えています。
まだデビューして半年。檜山くんも私も、声優仕事の傍らでアルバイトをしていました。彼は風呂なしのアパートで、私はとても狭いユニットバス。浴槽が半畳もないからシャワーを浴びるのが精一杯で、とても入浴剤を入れてゆっくりできる環境ではなかったのです。
そんなカツカツの生活の中で、頑張る日々。ファンレターの「頑張ってください」「放送を楽しみにしています」という言葉にとても励まされていました。
それから、早、四半世紀超。その時も、その間も、今も、ファンの皆さんからの感想や励ましの言葉が、日々を頑張れる原動力になっています。