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なるほドリよ、社説を見ろ
まぁ今言えるのはこれぐらいかなぁと思いながら紙面をめくると社説が。そのタイトルがすごかった。
『自民に近づく国民民主 もはや野党とは言えない』
なるほドリよ、社説を見ろ、社説を。うしろ、うしろ! 社説は国民民主の態度をぶった切っていた。
《ガソリン高対策は他の野党も求めてきた。なぜ国民民主だけが、これを理由に予算に賛成したのか。玉木氏が与党に近づく口実に利用しているように映る。》
バッサリ。
《半年もたたずに与党に接近するのは、投票した有権者への裏切りではないか。》
ひーー。
《玉木氏は「我々は明確に野党だ」と繰り返すが、実際の行動はその言葉からかけ離れている。野党の立場を忘れ与党にすり寄るようでは、有権者は戸惑うばかりだ。》
わかりやすい。なるほドリの疑問を社説が答えてしまうという、同じ日の新聞ミラクルでした。
「玉木氏と親しい野党議員」が語ったこと
そのあと4月4日の毎日新聞にはこんな記事があった。
『岸田政権きょう半年 際立つ「麻生-茂木」ライン 党内にくすぶる不満』
岸田政権が7月の参院選を乗り切るために自民党の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長の動きが目立つという記事。さりげなく大事なことが書かれていた。
《麻生、茂木両氏が昨年から進めたのが、野党の「分断」だ。ガソリン価格の高騰時に税の一部を引き下げる「トリガー条項」の発動を主張する国民民主党と水面下で調整を重ねて距離を縮め、国民民主は22年度当初予算への賛成に回った。》
国民民主の行動について種明かしされていた。この件、タブロイド紙は何か書いてないだろうか。タブロイド紙の下世話さはこういうときに重宝するからだ。