同コラムでは、玉木氏は大平正芳元首相と地元が同じことから、「財務官僚から国政を目指した点でも、玉木氏と大平元首相は同じ。玉木氏は『大平直系』を自負している」(2月25日付)という分析も。
一方で《「大平家側は『曲がりなりにも野党の政治家が、大平の名を自分のために使うのはどうなのか』と複雑な思いを抱いています」(自民党中堅議員)》(週刊現代3月26日号)という記事もあった。「自称・大平の玉木は与党に入りたいのか」というツッコミはこういうところからも来るのだろう。
「#国民民主党にワクワク」と投稿したが…
それにしても自民党側は国民民主との接近は「野党の足並みを乱すことができる」(毎日新聞3月9日)という視点だけで歓迎しているのは権力側の余裕か冷徹か。まさに麻生&茂木が進めた野党分断工作にみえてきた。
そして先週はこんな展開に。
『玉木代表「トリガー先送り」苦悩 国民民主、与党との交渉に狂い』(朝日新聞4月13日)
党内では「玉木氏への批判が出る」(参院議員)との声が上がり始めているという。
そういえば年明け、玉木氏は週刊文春に「ワクワク玉木」と呼ばれていた(1月27日号)。岸田首相への質問の募集をツイッターで「#国民民主党にワクワク」として投稿したところトレンド入り。玉木氏は喜んだが投稿内容を見ると「ワクワクしません」「#国民民主フラフラの間違いでは?」とおちょくる声も多かったと文春は書いていた。
あれ以降、「ワクワク割」という言葉が登場しても、私はワクワク玉木のほうを先に思い出してしまうようになった。フラフラではなくワクワクする日は来るのか。適度に注目したい。