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Apple、ソニー、Amazon…完全ワイヤレスイヤホンのノイズキャンセリング機能徹底比較!〈外の音をもっともカットするのは?〉

Apple、ソニー、Amazon…完全ワイヤレスイヤホンのノイズキャンセリング機能徹底比較!〈外の音をもっともカットするのは?〉

2022/05/13
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もっともリーズナブルなAmazonの「Echo Buds」

 最後に紹介するのは、Amazonが販売している「Echo Buds」です。名前からもわかるように同社のスマートスピーカー「Echo」シリーズの系列に属する製品で、音声アシスタントAlexaを扱うのに重宝しますが、ノイズキャンセリング機能も搭載しており、音楽を聴く用途でもかなりの実力派です。現行モデルは第2世代に相当します。

 ノイズキャンセリングのオン・オフは、側面の長押しで切り替えます。機能は左右共通なので間違えにくいのですが、確実に切り替えるためには時間をかけて長押しする必要があり、瞬時に切り替えられる他の2製品に比べると操作性は今一歩です。うっかり見当違いな位置を長押しし、それをやり直すのにさらに時間がかかることもしばしばです。

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 音質はAirPods Proよりもクリアですが、ソニーWF-1000XM4ほど音の輪郭がくっきりしておらず、あまりシャープな印象は受けません。序列で言うとソニーWF-1000XM4>本製品>AirPods Proという順でしょうか。一方でお値段は12,980円と、今回紹介する3製品の中でもっともリーズナブルで、セール時にはさらに割り引かれることもしばしばです。

完全ワイヤレスイヤホンとしては標準的な形状。ウイングチップで厚みを調整します
一見するとつまみにくそうに見えますが、手前に倒すようにすると簡単に取り出せます
耳に装着した状態。ソニーWF-1000XM4に比べると耳の外への出っ張りも控えめです