退任が決まっている矢野監督。次期監督候補は?
その矢野監督は今季限りでの退任が決まっており、球団は目下、次期監督選びを水面下で進めている。
「平田勝男二軍監督や落合博満氏の名前も浮上したが、最有力候補は05年優勝監督の岡田彰布氏です。テレビ解説ではすでに監督目線でチームを分析。選手やスタッフからも『次は岡田さんで決まりやろ』との声が出ています」(阪神OB)
この岡田氏と鳥谷との関係は今でも良好だという。
「早大の後輩でもある鳥谷を可愛がり、新人時代から『トリが定着すれば10年は安泰』と周囲の反対を押し切って遊撃手で使い続けた。64歳の岡田氏の監督就任は2年ほどの“つなぎ”と言われているが、その間、鳥谷をコーチとして入閣させる可能性もある」(同前)
阪神のフロントも今回の始球式を機に、鳥谷と“手打ち”したいのが本音だ。
「キャンプで朝5時から練習するストイックさは“鳥谷伝説”として残り、『トリさんとまた一緒にやりたい』と熱望する選手、裏方も多い。加えてファン人気も抜群なので、球団としては将来的に監督に据えたいが、退団後はなかなか接点を持てなかった。球団内では『次は甲子園で凱旋始球式をやってもらおう!』を合言葉に、今後、鳥谷サイドと交渉したがっています」(在阪テレビ局関係者)
絶好の雪解けチャンスを“トリ”逃してはならない。