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発言に影響した当時の小山田氏の“立ち位置”

「インタビューではその場を盛り上げるために、自分の身の回りに起きたことも含めて語ってしまいました」

 また当時の小山田氏が置かれていた“立ち位置”も影響しているという。

「それまで同級生の小沢健二と組んでいた『フリッパーズ・ギター』を解散し、『コーネリアス』としてソロで活動を始めた頃でした。自分についていたイメージを変えたい気持ちがあった。そこで敢えてきわどいことや、露悪的なことを喋ってしまいました」

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辞任時に出した“謝罪文”

 いま小山田氏は仕事をしておらず、その代わり、知人に頼んで、障がい者も含めた人権問題に取り組んでいる心療内科の先生を紹介して貰ったという。

「今回、障がい者団体の方からも厳しいお叱りを頂きました。自分に何が出来るか、先生に時間を作って頂き、相談しているところです」

 過去に雑誌で語ったイジメのどれが本人が行ったことで、どれが違うのか。また事実ではないとすれば、なぜ小山田氏は長年にわたりそのことを放置してきたのか、そして一旦は開会式の演出チームを辞任しない意向を示していたにも関わらず、なぜ急遽、辞任したのか――。120分にわたる小山田氏のインタビューは「週刊文春 電子版」で報じている。

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