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目指せ“楽天のイチロー” 武藤敦貴が首位打者をとる日

文春野球コラム ペナントレース2022

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元首位打者の鉄平氏も注目

 昨年まで楽天でコーチをつとめていた鉄平氏も今シーズンの注目選手として彼を挙げている。

「バッティングで言えば将来、3割2分ホームラン20本くらいは期待したいですね」

 さらに元ピッチャーということで肩が強い。そして足も速い。

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 自分と動いてくるボールとの距離感、とってからの動き全てにセンスを感じるのだという。

 元首位打者が激推しするその言葉を紡ぐと、うっすらではあるが、7年連続首位打者のシルエットが浮かびあがってくる。

 残念ながら息子と観戦しにいった阪神戦での活躍はなかった。その後、5月末登録抹消されるも6月8日に再び一軍にあがって来た。

 いきなりスタメン出場で1安打、そして翌9日は3安打3打点の大活躍。初のお立ち台に上がった。

 今シーズン3打席以上たった全9試合中7試合でヒットを量産している。交流戦最終カードとなった巨人との初戦は落とし、9カード連続初戦黒星とチームとしては絶望的に調子は上がってきていないが、彼の活躍は現在楽天ファンの希望の光となっているはずだ。

筆者・かみじょうたけしと息子

 ライバルには同期の同級生、黒川史陽を挙げる。

「打撃センスや技術ではまだまだ負けているので、一歩でも追いついていけるようにと、心の中ではいつも思っています」と語っている。

 武藤、黒川のそれぞれが将来内外野の要になってもらいたいし、そうなると信じたい。

 武藤敦貴、将来首位打者をとる男です。

【余談】
 イチローさんがへんてこなTシャツを着たり、毎朝のカレーなど、何かを成す人は独特の強いこだわりを持っているものだと常々考えています。武藤選手はYouTubeなどで嵐の海を進んでいく船をひたすら見る事がとにかく好きだという。ちなみに凡人の僕も動画をチェック。すぐ消しました。

 やっぱり彼はイチローになれる!

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