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賞賛コメントの“共通点”

 河瀬氏は映画を褒めたツイートをリツイートしているのだが、そのツイートに結構共通しているのが「藤井風」というキーワードだった。今回、藤井風さんが音楽を担当しているのでファンは駆けつけているのだ。そうそう、初日や公開直後ってこんな雰囲気がある。

 ということはもし藤井風がこの映画に関係していなかったら……。動員はもっとマズい結果になったような。

公開初日に駆けつけた筆者とダースレイダー氏(筆者提供)

 さて、肝心の映画ですが冒頭から森喜朗氏のどアップでした。カメラは森氏の背中越しに密着という構図。「森センセイ、ようこそ」というどこかのおじさん達の出迎えを映していた。日本オリンピック委員会の山下泰裕会長へのインタビューシーンもすごかった。こちらもどアップで山下氏の顔が半分しか映っていないほど。これは一体なんなのだ。権力者に近すぎないか?

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 ……「SIDE:B」(今月24日公開)に期待します。河瀬さん、次回は初日舞台挨拶をして一般客にも言葉を述べたほうがいいですよ。

 というわけで、私は「河瀬直美が見つめた東京五輪」ならぬ「河瀬直美を見つめる東京五輪映画」を続けます。