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『安倍晋三氏「プーチン氏は信長みたいなもの、力の信奉者だ」指摘』(毎日新聞WEB4月22日)
『トランプ氏とゴルフ「抑止力のためだった」安倍元首相、郡山で講演』(河北新報4月18日)
どちらも共通しているのはロシアのウクライナ侵攻に触れて発言していること。
前者では「言ってみればプーチン氏は戦国時代の武将みたいなもの。たとえば織田信長に人権を守れと言っても全然通用しないのと同じ」とし、後者では政権当時にトランプ前米大統領と親交を深めた「ゴルフ外交」は「抑止力のためだった」と振り返った。
どちらも4月の発言であり、対プーチン外交とは何だったのか? と言われだした時期なので、慌てて反論したと思えば時系列に合う。安倍氏が今も目立つのはアベノミクスとか外交とか「過去の実績」があらためて注目されるから反論に忙しいという事情も浮かぶ。反撃能力を地で行く安倍氏。
「反論する安倍さん」が沈黙したこと
しかし気になることもある。反撃しないこともあるのだ。桜を見る会夕食会での「サントリーから酒無償提供」の報道には、沈黙したのである。
『スクープ 桜を見る会前夜祭 新たな利益供与 安倍氏側持ち込み ふるまい酒』(しんぶん赤旗日曜版5月29日号)