2017年、日本の各地方ではどんなニュースが報じられたのか。文春オンラインは、地域に密着する報道機関である地元紙にアンケート調査を実施しました。
それぞれの都道府県で大きく報じられたニュース第1位から3位まで、そして2017年もっとも“○○○”(笑った、泣いた、驚いた……など)ニュース、いまから注目している2018年のニュースをご紹介いただきました。
熊本日日新聞が選んだ、熊本県のニュースは……。
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2017年重大ニュース 第1位
「熊本地震復興元年、再生へ本格始動」(通年)
国道57号線復旧ルートのトンネル着工(6月)、阿蘇長陽大橋の開通(8月)や南阿蘇・立野地区の長期避難地区解除(10月)、益城町土地区画整理の事業主は県に決定(11月)など。
2017年重大ニュース 第2位
「水俣条約が発効、スイスで第一回締約国会議」(8月17日、9月2日など)
水銀による環境汚染や健康被害の防止を目指す条約が8月16日に発効した。9月にはジュネーブで第一回締約国会議が開かれ、胎児性水俣病患者の坂本しのぶさん(61)が「水俣病は終わっていない」と被害の深刻さを世界に訴えた。
2017年重大ニュース 第3位
「衆院解散総選挙、自民が圧勝」(10月23日)
衆院選は自民、公明が3分の2を占め、自民は絶対安定多数(261)を単独で確保し、大勝した。熊本1~4区もいずれも自民前職が完勝した。
2017年もっとも“笑みを浮かべた”ニュース
「金栗四三、NHK大河ドラマに」(4月4日)
NHKは2019年の大河ドラマの主人公の一人に日本初の五輪選手で熊本県和水町(なごみまち)出身の金栗四三氏を選んだと発表。「日本マラソンの父」と称される郷土の偉人がスポットが浴びることになり、県民を喜ばせた。
2018年注目のニュース
「憲法改正問題」
安倍首相は総選挙後の所信表明演説で改憲への強い意欲を示した。2018年はいよいよ本格的な改憲議論が展開されると見られる。