25分で一旦仕事の手を止めるのは、今行っている作業に夢中になって他の視点を忘れてしまい、考えても仕方のないことに没頭してしまう可能性があるからです。だから、25分ごとに立ち止まって、一歩下がって、「この方法でずっと続けていくべきなのか、もっと良い方法はないのか」と考えるのです。
この方法はより包括的で、より多くの当事者の権益を考慮できます。仕事を25分ごとに中断されるデメリットも多少はあるかもしれませんが、自分の意思で中断するメリットの方が大きいと考えています。
訴えられるかと思いきや…
ほとんどの人は求職サイトで仕事を探しますし、私も求職サイトを試してみましたが、実際にはそこから仕事を得たことはありません。
2009年から10年にかけて、有名な求職サイト「LinkedIn」(リンクトイン)に登録したのは、同僚から「自分を推薦してほしい」と言われたからで、そのまま自分のデータを残していました。今のところ、たまに「暗号資産(仮想通貨)を開発しませんか」というメッセージが送られてくることはあります(笑)。
私の最初の仕事は起業でした。私にとって起業は自然なことでした。一緒に学んで一緒に作る、そしてご縁があり、環境やタイミングが合えば、自然と誰かがやってきてくれるはずです。
インターネットでは、気に入らないことがあれば、誰でも状況を変えることができます。
私が16歳の時、何が気に入らなかったかというと、私が共著で執筆した本を出版している「資訊人出版社」の販売サイトでした。彼らのアプローチは十分でなく、もっとうまくできるはずと思いました。私は当時、webページをデザインするHTMLの勉強をしていたので、実際にページを作る練習をしたいと思い、最初にターゲットにしたのがこの会社の販売サイトでした。
勝手に作っているわけですから、相手が何も資料を与えてくれない中、webサイトにすでにある図や文を使って、より機能が高度な進化バージョンを作り「CyberEye」というコミュニティサイトのプロジェクトへと拡張したのです。インターネット上ではこのようなことはコストがかからず、直接公開することができます。作っただけで公開しなければ、他の人はどうやってコミュニケーションをとればいいかわかりません。
当時、資訊人出版社の創設者の一人である賀元氏は、このワイルドなwebサイトを見て、私を訴えるかどうかだけを考えていたそうです。しかし彼は訴えるのではなく、一緒にビジネスを始めようと考え、私にテクニカルディレクターと会社のwebサイトの管理を依頼してきました。
一般的に、ある著者が本を出版したからといって、その出版社の幹部になることはできません。当時私はwebサイト作りに興味があり、情熱を持っていたというだけです。また、この分野はまだ新しく、皆いったい何をwebサイト管理者の求人条件として定義すればいいのかわからなかったので、突然、この会社のwebサイトが私の管理下に置かれることになったのです。
つまり、社会には大人になってからしかできないことがたくさんあると思っている人がいますが、実はいつでもチャンスはあるのです。