藤川 ええ。『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』(20年)はハリー・ポッターのダニエル・ラドクリフが、泥まみれでカッコいい役をやっているな、と(笑)。あと、テーマとして今観るべき作品だと思うのは、李相日監督の『流浪の月』(22年)ですね。
──昔、少女を助けて誘拐罪に問われた青年のもとに、成長した少女が現れるという、世間のものさしでははかれない「愛」を問う作品。
藤川 作品中に「人は見たいものしか見ない」というようなセリフがあるんですよ。世の中にあふれる情報に流されず、自分の価値観を持って生きる大切さが、強く心に残りました。
──藤川さんの映画に対する基準に近いですね。
藤川 ありがとうございます(笑)。李監督の作品は『フラガール』(06年) や『怒り』(16年)など、どの作品も女優さんを美しく撮っていらっしゃるんですよね。そう考えると、私の評価する作品は、女優さんがきれいに撮られている映画が多いかもしれません。
いずれ女優のオファーも?「その時には、アクション映画とかやってみたいです」
──藤川さんにもいずれ女優さんのオファーが来るかもしれませんよ?
藤川 どうでしょう?(笑)でも、そんなお話が来たらうれしいですね。その時には、アクション映画とかやってみたいです。
──スタイルがいい藤川さんにはピッタリですよ!
藤川 泥まみれでもがんばりますので、その時にはぜひ(笑)。
撮影=釜谷洋史
藤川さんのインタビュー、特別グラビアは発売中の「週刊文春エンタ」をご覧ください。
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ふじかわ・らるむ(2003年5月30日生まれ、千葉県出身)
タイとドイツのハーフ。“168センチ”という高身長を武器にファッションショーやバラエティ番組、雑誌に出演。年間に250本以上映画を観ることから“ティーン映画評論家”としても各媒体に出演中。
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