選挙支援…問題団体だと「認識していた」
岸信夫防衛相が、選挙で支援を受けていた旧統一教会について「社会的に問題がある団体」だと認識していたと明かした。
こうした中、創価学会を支持母体とする公明党の市議が、統一協会系の団体のイベントに出席し、波紋が広がっている。
旧統一教会の信者に選挙を手伝ってもらっていることを認めた岸防衛相。7月29日の記者会見では、教団への認識について問われた。
記者:
統一教会が社会的に問題がある宗教団体だと認識があったという理解でよろしいでしょうか?
岸防衛相:
そういうことが言われている団体であるということは認識しています
旧統一教会が霊感商法などで問題視された団体と認識していたことを明らかにした岸防衛相。その上で、今後も選挙で支援を受けるかについては明言しなかった。
岸防衛相:
選挙というのはまさに戦でありますから、手の内を明かすようなことはしたくないと。適切に判断し対処したいと思います
福田総務会長「正直言います 何が問題かわからない…」
次々と明らかになる、旧統一教会と政界とのつながり。
自民党の福田達夫総務会長は、旧統一教会と党の関係について聞かれ「政治活動に大きな影響は与えていない」との認識を示した。
その上で…
福田総務会長:
正直言います。何が問題か僕よくわからないです
福田総務会長の父は福田康夫元首相、祖父は福田赳夫元首相。
福田赳夫元首相は1974年、旧統一教会の創始者・文鮮明氏の晩餐会に出席。祝辞で「アジアに偉大なる指導者現る」などと述べたとされている。
一方、孫の福田総務会長は、旧統一教会とは「個人的にまったく関係はない」と述べた。
公明党市議も統一教会系イベント出席
こうした中、新たに公明党の市議が、旧統一教会の関連団体のイベントに出席していたことが判明した。
大阪・東大阪市議会公明党議員団の吉田聖子議員のブログによると…
「世界平和女性連合春のつどいに参加させて頂きました」
2019年、旧統一教会と創設者が同じ関連団体のイベントに、東大阪市長らと参加したことを写真とともに投稿していた。