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取材の最中、3人には党本部より着信が…
今回の採択を巡っては事前に党からの“締め付け”もあったという。桐山議員が説明する。
「党の方からは、会派と反する行為を取った場合は党の規約違反であるということで重い処分を下す、さらにその中で一番重い処分は除名であると告げられています。今日の態度を取ったので、党の方では党紀委員会を開いて処分を判断するんだと思います」
取材の最中、3人には順番に党本部より着信があり、手紙とメールで処分内容を送ることが伝えられたという。桐山議員と米川議員は取材後、自身のSNSで除名処分となったことを明らかにした。都民ファ30名の議員のうち、5名が造反した形となった今回の英語スピーキングテスト問題。条例案は否決され、11月の実施へ向け、このまま都は突き進むことになりそうだ。
与党議員が反対にまわるスピーキングテストが何が問題視されているのか。
「週刊文春 電子版」では、英米文学を専門とする東京大学が疑問を呈する試験の効果、慶應義塾大学教授が懸念する採点体制、指摘される3つの不公平、そして5億円で受注したベネッセの問題点など、スピーキングテストの抱える課題について詳報している。
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