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双子用ベビーカーを使うとできないこと

miyaco 上の子たちは歩けるようになりましたが、下の子たちはまだ生後3ヶ月なので、双子用ベビーカーと1人用ベビーカーを駆使しています。双子用ベビーカーだと通れないお店や道路などもあるので、そういう時は1人はベビーカーで、もう1人は抱っこをして対応しています。

 小さなお店や病院だと通路が狭くて通れないこともありますね。神社やお寺などはバリアフリー化が進んでいないところも多いため、たどり着くのが困難です。

上の双子が2歳の時の抱っこの様子 (本人提供)

 その他にも首や腰が据わるまでは2人同時に抱っこができないため、1人ではタクシーに乗れないですし、普通のトイレだと双子用ベビーカーが入らないので多目的トイレがない場所では1人でトイレに行けないですね。

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――数年前に通路が狭いという声が多かったお店が、ベビーカーや抱っこ紐でも通れるよう通路を広くしたというニュースもありましたね。

miyaco そうですね。ベビーカーのために対策してくださるお店も増えましたし、ショッピングモールなどではバリアフリーが進んでいます。ただ、小さなスーパーやコンビニだと通路が狭くて入るのを断念することがありますね。お店に備え付けの子ども用カートは基本1人用なので、1人は抱っこして買い物をしています。

外出時の様子 (本人提供)

――双子の場合、対応できる大人が2人以上いないと困難な目に遭う場面が多いんですね。

miyaco そうですね。先ほどの大山さんのニュースのコメント欄で「なんで出かけるの?」とか「自分たちでどうにかできないならでかけるな」というコメントを目にして、とても悲しくなりました。

 双子用ベビーカーだと幅をとるし、子どもたちが急に走りだしたり、赤ちゃんが泣き出すと、周りに迷惑をかけてしまうこともあります。でも、だからといって出かけずに家にこもりっぱなしなのも子どもや親の健康に良くないと思っていて。

 もちろん“誰かに手伝ってもらう前提で出かける”なんてことはありませんが、自分たちで精一杯頑張ってもどうにもならない時に、助けを求めることはあると思います。このニュースをきっかけに社会全体で育児について考えてもらえたら嬉しいですね。

――miyacoさんたちは移動する際にバスや電車を利用しているのでしょうか。