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雅子さまは“圧倒的な貫禄”…シックなブラックドレス&ジュエリーで英国訪問を果たされるまで〈エリザベス女王国葬でノーマスクの理由〉――2022年BEST5

2022/12/30

genre : ニュース, 社会

両陛下がマスクを着用されなかった理由

 両陛下がマスクを着用されなかったのは、訪問国で定着している形式をふまえて、さらに他の参列者のことも考えられてのことだったのではないだろうか。以前から、雅子さまは、式典の性質や「お出ましになる場にふさわしいかどうか」という視点でお召し物を選ばれていると思うことがたびたびあった。そうしたお考えとも通底する姿勢を示されたように思う。

即位70周年で集うロイヤルファミリー ©共同通信社

 今回天皇陛下は、国葬の前夜にバッキンガム宮殿で開かれたチャールズ国王夫妻主催のレセプションにも出席され、各国の首脳や王族らとともに過ごされたという。

 両陛下にとって、2020年のエリザベス女王からの招待は特別な意味をもつものだっただろう。結婚直後からお子さまのご誕生に関心が集まり、様々な報道があったなかで、「しばらくこちらで暮らしてはいかがですか」と、英国での生活を勧める手紙がエリザベス女王から届いたという宮内庁関係者の証言が報じられたこともあった(毎日新聞、2001年12月2日)。これは愛子さまご誕生翌日の記事で、あれから約20年が経った。皇居・御所を出発される両陛下を、ブラックのアンサンブルをお召しになった愛子さまが落ち着いたご様子でお見送りされたことは、感慨深い。

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皇居・御所を出発される天皇皇后両陛下と、両陛下を見送られる愛子さま ©時事通信社 

 10月からは約2年8カ月ぶりの地方訪問が予定されている。10月1日、天皇陛下が栃木県で行われる「国民体育大会」の総合開会式へ出席されると発表されたところだ。雅子さまもご体調に支障がなければ出席されるという。国内での感染対策を徹底されながらも、両陛下がオンラインではなく現地へ足を運ばれる初めの一歩に、イギリスご訪問が大きな後押しとなるのではないだろうか。

2022年「皇室部門」BEST5 結果一覧

1位:雅子さまは“圧倒的な貫禄”…シックなブラックドレス&ジュエリーで英国訪問を果たされるまで〈エリザベス女王国葬でノーマスクの理由〉
https://bunshun.jp/articles/-/59600

2位:「紀宮様が皇室を離れられましたことに寂しさも」雅子さまの黒田清子さんへの思い、愛子さま“ティアラ借用”が実現した理由〈元皇族としての心配りが…〉
https://bunshun.jp/articles/-/59599

3位:「雅子さまへの尊敬のお気持ちと品格が」愛子さまと佳子さまが“梅を思わせるアンサンブル”に込められた個性
https://bunshun.jp/articles/-/59598

4位:「今度は雅子さまと一緒にいらしてください」へのお答えは? 天皇陛下の歩き方は“ノッシノッシ”、山登りで鍛えた驚くべき“脚力と忍耐力”
https://bunshun.jp/articles/-/59597

5位:愛子さまが“ご成年ファッション”に込められた抱負とこだわり…昨年の新年ご近影との“2大変化”とリボンに見る“ご自分らしさ”
https://bunshun.jp/articles/-/59596

雅子さまは“圧倒的な貫禄”…シックなブラックドレス&ジュエリーで英国訪問を果たされるまで〈エリザベス女王国葬でノーマスクの理由〉――2022年BEST5

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