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「局内では被害に遭った20代のアナウンサーと不倫関係にあったのではとささやかれていますが、情報は錯綜しており、船岡容疑者が一方的に思いを募らせただけの可能性はあります。ただ、彼ほどのエリートアナウンサーが東京のアナウンス室に戻らず、名古屋、金沢、札幌と地方を回っているのはちょっと不可解だなとは思っていました。彼にとって札幌は生まれ故郷なので、本人の希望が叶っただけかもしれませんが……」

 地方局勤務の経験があるNHKアナウンサーの男性はこう話す。

NHKの地方局アナだからこその悲哀

「NHKの地方アナは世間に顔が知れて、その地では半ば公人になるんですよね。だから夜の街で派手に遊んだりすることはできません。見ず知らずの地方で他人の目を気にしながら生活していると、私生活で腹を割った付き合いをするのは難しいんです。するとどうしても局内に目が向き、身内との人間関係が濃厚になります。だから不倫もそうですけど、局内結婚も多いんですよね」

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船岡容疑者のTwitter。実況歴は錚々たるもの

 犯行の裏には「NHKのアナウンサー」という特殊な職業が抱える葛藤もあったのか。

「今回の事件は同僚として悲哀も感じますが、一線を越えた彼の行動は視聴者の理解を得られません。局の顔とも言えるアナウンサーの不祥事が相次ぐ中、被害者のフォローも含めてNHK上層部がどのように対応するか注目されます」(同前)

 みなさまの声は届くのか。