「バカじゃないの」「マジ?」キムタクそっくりの演技
《出演が決まってから、まず家族に相談しました。やっぱりお父さんとお母さんにいろんなアドバイスを聞いて、本当に毎日のようにお父さんに聞いていたんですけど、なんか撮影の時のエピソードだったり、あとお父さんが心がけていることとか、印象に残っている言葉とかをすごく聞いていましたね。台本の裏側にお父さんにメッセージ(Enjoy and do your best)を書いてもらって、一日が始まる前に必ず見て、それを自分に言い聞かせて、現場に入っていました》(映画「牛首村」公式サイト Koki,インタビューより)
「試写会で出来上がった作品を観ましたが、演技がお父さんそっくりで驚きました。最初に目線を動かしてから体を向けるとか、唇をかみしめるところ、眉間のシワの寄せ方などが本当に瓜二つで。『バカじゃないの』『マジ?』というセリフも木村さんとオーバーラップしました。木村さんの演技を参考にしていたのか、血が繋がっているからそっくりなのか……。背筋を伸ばして少しもったいつけて歩く感じは静香さんに似ていたかな」(前出・芸能プロ関係者)
一人二役、難しい双子役を演じ分ける演技力
また、Koki,は役作りについて、こうも語っている。
《クランクインの間までに、演技のレッスンをさせていただいていて、どうやって自分の役に入る前に自分を無にするか、ゼロから始めるか。気持ちの持っていき方とか、感情の持っていき方とかを学ばせていただいて。台本を読んで姉妹がどういう姉妹なのか、2人がどういう絆を持っているか。それぞれの性格とか、どういう女の子なのか、どういう家庭で生まれて育ったのかをいろいろイメージしていました》(映画「牛首村」公式サイト Koki,インタビューより)
「緊張感を保つために瞬きをしない」「わざと動かない」ことを意識して演じたというKoki,の演技に前出の映画関係者は舌を巻く。
「演技自体はデビュー作とは思えないくらいうまいです。一人二役という難しい双子役を演じていますが、ちゃんと見分けがつくのがすごい。性格がまったく違う姉妹で、なんとなくKoki,さんとCocomiさんっぽい感じもします。特にクライマックスは姉妹愛を迫真の演技で表現していて、引き込まれますよ。
初めてでここまで演技できる子はあまりいないので、かなりのレッスンを積み、自宅で木村さんや工藤さんと台本の読み合わせを相当やったのではないでしょうか。撮影の終盤には共演者らと打ち解けたようで、休憩時間には同年代の若手俳優らと写真の撮り合いもしていましたよ」
父・木村拓哉と母・工藤静香、両親の“十四光り”を浴びたKoki,。華々しい女優デビューとなるのだろうか。