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番宣23本出演、普段とは違うキムタクを見せたが…木村拓哉“信長映画”がそれでも赤字の理由

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収入が30億円でも黒字にならない?

 確かに木村がトークイベントを行った翌16日の夜。小誌記者が新宿バルト9を訪れると、約150席の劇場で観客は記者を含めて僅か5人だった。とはいえ、収入が30億円なら「黒字になるのでは?」と思えるのだが、実はそうではない。

4月からは主演する月9ドラマがスタート

「超大作のため、宣伝に5億円近くかけており、製作費と併せて約25億円。さらに興行収入は、東映や製作委員会側と、映画館とで折半するのが通例。つまり25億円の映画は、50億円を稼いでやっとペイできるのです。グッズの売上げ、DVD販売、テレビや配信化に際しての収入はありますが、プラスに転じさせるのは難しい」(同前)

 キムタク50歳、黒字化は夢幻の如くなり。

番宣23本出演、普段とは違うキムタクを見せたが…木村拓哉“信長映画”がそれでも赤字の理由

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