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番宣23本出演、普段とは違うキムタクを見せたが…木村拓哉“信長映画”がそれでも赤字の理由

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「殿!大ヒットおめでとうございます」

 と、題して2月20日に舞台挨拶が行われた映画『レジェンド&バタフライ』。“殿”こと織田信長を演じるのが、木村拓哉(50)である。

木村拓哉

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撮影現場で苛立った様子を見せた木村

 東映の創立70周年記念作品で、綾瀬はるか演じる濃姫との婚礼から始まり、本能寺の変までを描く今作。他にも北大路欣也(斎藤道三)、宮沢氷魚(明智光秀)など、共演者も豪華な顔ぶれが並ぶ。製作サイドも、

「監督は大河ドラマ『龍馬伝』や『るろうに剣心』シリーズの大友啓史氏で、脚本は『リーガルハイ』(フジ系)、大河『どうする家康』の古沢良太氏。企画プロデュースは『探偵はBARにいる』シリーズの東映・須藤泰司氏で、会社として“絶対に負けられない”という意気込みが伝わる布陣です」(映画関係者)

 主演として重責を担う木村。現場では“信長級”の険しさを見せたことも。

「木村さんは『じゃあこっちにしましょう』と、現場が妥協するような言葉を使うのを嫌います。今回、スタッフが思わず口に出してしまった際に、苛立った様子を見せていました。綾瀬さんですら『殿が怖い』と言うことも」(撮影スタッフ)

木村とは12年ぶりの共演となる綾瀬

観客動員数は約150万人、興行収入は20億円を突破したが…

 作品にかける意気込みは、プロモーションにも現れている。昨年11月には「ぎふ信長まつり」に参加し、46万人が詰めかけた。

「テレ朝の『家事ヤロウ!!!』で料理を振る舞い、TBS『モニタリング』では着ぐるみでドッキリの仕掛け人を務めた。普段とは違うキムタクを惜しげもなく晒した」(テレビ関係者)

 地上波の番組出演は23本を超え、2月15日には木村の発案で、ファンとのトークイベントを行ったほど。そして21日時点で、観客動員数は約150万人、興行収入は20億円を突破したのだが――。