“清貧”な栗山監督らしいお金の使い方
「何年もかけて、私財を投じて、地元の少年たちのために天然芝の野球場を造ったのです。その名も『栗の樹ファーム』。日ハム監督に就任してからは、敷地内に建てたログハウスで暮らしている。“清貧”な栗山監督らしいお金の使い方です」(球界関係者)
栗山監督と言えば、創価高の出身で、「第三文明」や「パンプキン」など創価学会関連誌にも登場してきたが、
「大学は東京学芸大。本人は毎年のように、菅原道真を祀っている栗山町の栗山天満宮に参拝し、必勝祈願をしている。かたやその時、創価学会信者という栗山監督のスタッフは『家庭の都合で』と欠席するのが恒例です」(同前)
栗山監督が“信仰”している人物とは?
そんな栗山監督が“信仰”している人物がいる。
「埼玉銀行元専務・井原隆一氏(09年没)です。井原氏は独学で法律や哲学を学び、企業再建で実績を残してきた人物。知名度は低いものの、著書や講義を収めたCDを多数出している。経営者らに、能力や財力よりも“徳”が大事と説いています」(同前)
日ハム監督時代、夕張から札幌ドームまでの車中で毎日のように、井原氏のCDを聴いていたという。
〈日本人の中で僕が一番井原さんのCDを聴いているんじゃないかと思います〉(「致知」17年3月号)
冒頭の「真に信ずれば〜」も、井原氏の言葉。強い思いがあれば発想や智恵も生まれるという意味だ。
「栗山監督も『絶対に優勝するという思いを持てば、考えるプロセスが変わる』と言っている。WBCの指揮官としても意識している言葉のようです」(同前)
真に信じ、3大会ぶりの世界制覇となるか。決勝は日本時間3月22日だ。