政治家女子48党(旧NHK党)副党首の齊藤健一郎参議院議員(42)が、昨年7月に千葉市内で自動車を運転中に、千葉県警にスピード違反で摘発されたものの、交通反則切符の作成を拒み、今年3月まで複数回にわたる出頭要請に応じていなかったことが「週刊文春」の取材でわかった。
齊藤氏は飲食店を手掛ける会社の経営などを経て、実業家の堀江貴文氏の秘書兼運転手を務めていた人物。先日除名されたガーシー前参議院議員の後任として、3月24日に繰り上げ当選した。
問題のスピード違反が起きたのは、2022年7月11日の早朝。千葉市若葉区内の高速道路を走行中だった齊藤氏が運転する車は、法定速度を約20キロ超過していた。警察からの指摘を受けた齊藤氏は、車両停止には応じたものの、「スピード違反はしてない。ゴルフ場へ急いでいる」などと主張し、交通反則切符の作成などを拒否した。
車には政治家女子48党前党首の立花孝志氏も同乗しており、スマートフォンで警察官を撮影する場面もあった。
その後、千葉県警から複数回の出頭要請などを受けたが、齊藤氏はこれに応じることはなかった。しかし、スピード違反から約8カ月が経った、繰り上げ当選直後の3月25日に、齊藤氏は千葉県警に連絡をし、スピード違反を認め、反則金の支払いなどに応じる意向を示したという。