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「とりあえずジュース飲むか」直撃に佐田は…

――A子さんと不倫されていますよね?

「まあ、そうっすね」

――奥様とはまだご結婚されていますよね?

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「してますね」

――A子さんと7年以上にわたって今現在まで不倫関係が続いている。

「そうですね。7年くらいですかね」

 一瞬“総長”の片鱗を見せ記者を鋭くにらんだが、その後は飄々と取材に応えた。だが、「A子さんとのあいだにお子様も産まれたと聞いています」と質問を投げかけると一瞬の間が生まれた。

直撃に応える佐田。最初はにらんでみせることもあったが、子供についてたずねると、しばし考えるように沈黙した ©文藝春秋 撮影/細尾直人

 一瞬の沈黙から、佐田は「とりあえずジュース飲むか」と記者に声をかけた。近くにあった自動販売機に移動し、佐田が「いいよ、いいよ。何がいい?」と財布を取り出し、佐田は水を、記者にもお茶を購入した。

 佐田は水を一口飲み、気持ちを落ち着かせたのか、こう語りはじめた。

「嘘偽りはなく、すべて正直に話します。どう世間に晒されようと、今の俺の嘘じゃない言葉を神に誓って、お話ししますよ」

佐田が語った“嘘偽りないすべて”「妻もA子も支えていく」

――ありがとうございます。佐田さんのお子様ということで間違いないですよね?

「間違いないです。僕が認知もしています」

――A子さんが産みたいと言っていた?

「僕が報告を受けたのは、『できたから産みたい』と」

――それは佐田さんとの子供ができたから産みたいと。

「はい」

――それを佐田さんが承諾したということでしょうか。

 ©文藝春秋 撮影/細尾直人

「そうですね。命なんで、僕の勝手なワガママで1つの命を絶やすことはできなかったので、世間的にはダメなことだと理解しています。だけども子供の命なので、それは男として責任を取ることにさせていただきました」

――A子さんとはどういう始まり方だったのでしょうか。

「その時は、モテたいという一心で、身体の関係になり、ズルズルと。人間的にすごくできた子なので、人として好きになってしまったということですね」

――今後どうしていこうと思っていたのでしょうか。

「とりあえず誰も傷つけたくなかったので、仲間にも相談して、男として奥さんを傷つけないために墓場まで持っていく覚悟を決めました。それはA子にも伝えてあります」

――A子さんに家賃や養育費を渡している?

「お金の支援もしています。自分の子なので親としての責任、ちゃんと食わせていかないといけないという覚悟はあります」

 ©文藝春秋 撮影/細尾直人

――今後、奥様との関係は続けていく。その上でA子さんも支えていくのでしょうか。

「両方支えていきたい。僕が悪いわけですから、離婚なり何なりなったとしても、離婚した奥さんに生活費を払うなり、A子にも父親なわけですから生活費を入れて生きていかないといけないというのが本心ですかね」

 ひとしきり話した佐田はオレンジ色の軽トラに乗って走り去った。直撃取材では、「今の俺の嘘じゃない言葉を神に誓ってお話しします」という言葉通り、終始ハッキリした口調ですべてを認めた。

 改めて所属事務所である吉本興業に事実確認をしたところ、「プライバシーに関することは回答を差し控えます」と返答した。