4月22日、この日は土曜日ということもあり、都内の某大型ショッピングモールは多くの家族連れで溢れかえっていた。そんな場に似つかわしくない、“ヤンキーファッション”に身を包んだ男性が肩で風を切ってショッピングモール内を歩いている。背中には般若が刺繍されているブルゾンを羽織り、カラーサングラスをかけ、首元には金の太いネックレス。いかにも、な服装だ。
その男性は、ベビーカーを引いている女性に近づくと、乳児を抱えてあやし始めた。子を見つめ、強面の頬を緩めた。しかし、このシーンは子をあやす父親とそれを見守る母親の家族団欒の1コマというわけではない。
この男性は芸人「バッドボーイズ」の佐田正樹(44)。佐田は2007年に結婚しているが、横に連れ添いベビーカーを引いている女性は佐田の妻ではない。そして、佐田が抱えている子は――。
高校の同級生と11年間の交際を経て結婚
ツッコミ担当の佐田とボケの大溝清人(44)の2人で、1997年にバッドボーイズが結成された。コンビ揃って地元・福岡の元暴走族出身という異例の経歴で、佐田は福岡最大の暴走族の総長も務めていた。佐田の幼少期からお笑い芸人としてコンビを結成するまでの半生が綴られた『デメキン』(ワニブックス・2009年)は、その後コミック化、映画化を果たし、大ヒットした。
「最近ではコンビでの活動はめっきり減っていますが、佐田さんのYouTubeがメキメキと伸びています。旧車をいじったりDIYに精を出したりと、男の趣味をまるっと詰め込んだような趣向が好評なんです。登録者数は90万人弱ですが、なんでもその90%以上が男性だとか。“総長系YouTuber”として新たな道を切り開いています」(スポーツ紙記者)
佐田は、高校の同級生である一般女性と11年間の交際を経て、2007年4月に結婚している。2007年1月に放送された「スイッチ」(TBS系)では公開プロポーズを行った。過去には佐田がMCを務める番組にも、妻が顔出しで出演したこともあった。
しかし記者が目撃した、佐田の隣に寄り添う女性はショートカットで女優の長澤まさみ似。糟糠の妻とは別人だった。
この女性は一体何者なのか。2人の関係を知る人物が匿名を条件に口を開く。