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《歌舞伎町“立ちんぼ”そそのかし事件》「“くまの鬼枕”は業界では有名」容疑者の森のくまさん(25)が「デブキャラの限界ホスト」を抜け出すため太客に使った2つの“最終手段”

《歌舞伎町“立ちんぼ”そそのかし事件》「“くまの鬼枕”は業界では有名」容疑者の森のくまさん(25)が「デブキャラの限界ホスト」を抜け出すため太客に使った2つの“最終手段”

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「鮭は要らないので酒をください」「毎日指名をください そして酒をください」

 そうギャグも交えてTwitterで指名を欲していたのは、新宿歌舞伎町のホストで源氏名“森のくまさん”こと江川誉容疑者(25)。江川容疑者はホストクラブの女性客A子さん(23)に売春の客待ちをする“立ちんぼ”行為を唆したとして、売春防止法違反で逮捕された。

江川誉容疑者

 ホストとして芽が出ず、周囲からは「限界ホスト」と呼ばれていた江川容疑者が、指名上位を獲得するために使ったのは“最後の手段”だった――。

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「売春をそそのかした行為での摘発は60年ぶりになります」

 事件の詳細を社会部記者が解説する。

「江川容疑者は勤務していたホストクラブで約20万円の売掛(未払い)金を作ったA子さんに対して『金に困っているなら“立ちんぼ”してみなよ』などと唆し、売春目的の客引き行為をさせたことで逮捕されています。

 A子さんは2月から江川容疑者目当てにホストクラブへ毎日のように通いはじめました。江川容疑者に唆されるままに3月頃から“立ちんぼ”を始め、大久保公園の周辺で約40日間続けていたようです。得たお金の8割を江川容疑者に使っていたようなので、完全な“ホストのための売春”と言えます。4月10日に客待ちをしているところを現行犯逮捕され、その供述から江川容疑者の逮捕につながりました。売春をそそのかした行為での摘発は60年ぶりになります」

逮捕時の江川容疑者(テレ朝newsより)

 大久保公園周辺は近年“立ちんぼ”の急増が問題視されているエリアで、2022年だけで51人が検挙されている。その中には、ホストやメンズ地下アイドルに貢ぐ目的の女性も多いという。A子さんも、“立ちんぼ”で得たお金の8割を江川容疑者のために使い、残りで生活費を賄っていたという。

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