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《歌舞伎町“立ちんぼ”そそのかし事件》「“くまの鬼枕”は業界では有名」容疑者の森のくまさん(25)が「デブキャラの限界ホスト」を抜け出すため太客に使った2つの“最終手段”

《歌舞伎町“立ちんぼ”そそのかし事件》「“くまの鬼枕”は業界では有名」容疑者の森のくまさん(25)が「デブキャラの限界ホスト」を抜け出すため太客に使った2つの“最終手段”

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 江川容疑者はこの実態を知りながら、「立ちんぼで稼いだら店でも会えるし返済もできる」と言葉巧みにAさんに売春を促していたという。江川容疑者が働いていたホストクラブ『X』を知る30代女性が話す。

「クラブ『X』は2021年の3月くらいにできた新しいホストクラブで、“森のくまさん”は開店から在籍していました。お店では“くま”って呼ばれて、お笑い担当のデブホストキャラでお店のYouTubeとかTikTokに出てダイエット企画をやったりしていましたよ。前に同じビルに『森の熊さん』っていう居酒屋があったんですけど、名前はそこからとったんじゃないですか」

ホストクラブのTwitter より

 その30代女性は江川容疑者が目当てではなかったため、同席することは少なかった。しかし数度の接触で「指名を取るためには手段を選ばない」印象を受けていたという。

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「スタッフが見ていない隙に顔を近づけてきて『指名どうですか?(笑)』って言ってくるんですよ。お笑いキャラだから愛想よくすれば許されると思っているのかもしれないけど、ホスト業界では他のお客さんを取ろうとするのはタブー。しかも店内ですからね。そもそも『X』自体が人気の店ではなかったですけど、中でも“くま”はなかなか指名が取れない限界ホストって感じでした」(同前)

江川容疑者が所属していたホストクラブは閉店状態に

ホスト業界では有名だった“くまの鬼枕”営業

 その後「X」に通わなくなり江川容疑者のことも記憶から消えていたが、ホスト好きの友人から“森のくまさん”の悪評が聞こえてきたという。

「“くまの鬼枕”は業界ではちょっとした有名ネタですよ。枕営業、つまり女性客と寝ることで指名を取る一番ハードな営業のやり方で、普通の方法ではなかなか氏名が取れなかった“くま”はひたすら女性客と寝ていたようです。そのおかげかオープンして半年くらいで“くま”はお店で上位の成績を出せるようになっていました。友人にも“くまの鬼枕”を受けて、『喋りはうまかった』と言っていた子がいますよ(笑)」(同前)

「鮭はいらないので酒をください」と書かれたTwitter。現在は削除されている

 江川容疑者は今年3月には、店舗内の指名本数“No.5”にランクインしている。しかしその陰で、女性に売春を唆し、そのお金を吸い取っていたのだとすれば許されないことだ。

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