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呂布 それは僕がチャレンジャー側で、自分の得意なテーマで挑むという有利な条件を与えられたので。

(画像:AbemaTV『マッドマックスTV論破王』公式YouTubeより)

――論破王に勝ったことで、仕事の幅も広がったのでは?

呂布 激増したっす。バラエティに呼んでもらう流れはその前からあったんですけど、ひろゆきさんに勝ってからは、コメンテーター的な仕事が大量に入るようになりました。「呂布カルマの言い分を聞いてみたい」という声が、増えたのかもしれません。

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「論破ブームは、良いことだとは思いません」

――今、日本では「論破ブーム」が来ていると言われています。小学生が「エビデンスを出せ」とか、「それってあなたの感想ですよね」とか、ひろゆきさんの真似をして親や先生たちを困らせているそうなんですけど、その風潮について、呂布さんはどう思われますか?

呂布 全然、良いことだとは思いません。

――ははは!

呂布 論破という言葉のキャッチーさだけが独り歩きしている。でも、ある程度大人だったら、論破なんてしないほうがいいとわかるじゃないですか。幼稚なんですよ、論破って。SNS上で顔が見えない相手に対して、「はい、論破」みたいに吐き捨てるのも。あんなの大人が顔合わせてやったら、マジでめちゃくちゃ馬鹿にされることですから。

 実際ひろゆきさんも「論破しましたよ」なんて言いません。ちゃんと相手に逃げ道を残してあげる、それがディベートの正しいやり方だと思うんですよ。論破をありがたがるのは、幼稚な流行だと思います。